Product

NGSライブラリー調製用サーマルサイクラー

icon96™ / icon16™

NGSライブラリー調製用サーマルサイクラー

世界初!個別のPCRサイクル数制御がNGSライブラリー調製を革新

n6 Tec社製 icon96 / icon16 は、世界初の独⽴した温度制御ウェルを搭載したサーマルサイクラーです。1ウェルごとに独立してPCRサイクル数を制御し、増幅・定量・ノーマライゼーションを⾃動化することのできるiconPCR™技術を採用しています。

すべてのライブラリーが最適に増幅されるため、異なる品質やインプット量のサンプルを同時に処理可能となり、NGSライブラリー調製ワークフローを⼤幅に効率化します。

特長

  • 96または16個のウェルごとにサーマルサイクリングを個別制御
    icon96では96個、icon16では16個の各ウェルで独⽴した温度制御、リアルタイムな蛍光モニタリングを⾏い、過剰増幅、過⼩増幅を防⽌します。
    ※ SYBR Green等に対応
  • 増幅、定量、ノーマライゼーションを⾃動化
    独⾃のiconPCR技術を採用し、AutoNorm™(オートノーマライゼーション)機能を搭載しています。
  • NGSライブラリー調製ワークフローを効率化
    異なる品質やインプット量のサンプルを同時に処理可能、⼿動でのノーマライゼーションが不要、サンプルのプール後にSPRIクリーンアップが可能など、従来のNGSワークフローよりも作業時間を最⼤60%削減します。
    従来のワークフローとicon96/icon16によるワークフローの比較
  • 難易度の⾼いサンプルにも対応
    ・FFPE RNA-seq
    ・セルフリーDNA(cfDNA)
    ・低インプット/シングルセルRNA
    ・アンプリコンシーケンスおよびターゲットシーケンス
    ・16Sおよびメタゲノミクス
    ・病原体検出
    ・環境/土壌のマイクロバイオーム
    ・ハイプレックスアッセイおよびカスタムプロトコル
  • データ品質を向上
    ・NGSの成功率を⾼めます。
    ・より広範なインプットから信頼できる結果が得られます。
    ・アーティファクトと増幅バイアスの大幅な削減が可能です。
  • 既存の試薬やアッセイに適合

icon96の内部構造
icon96の内部構造

AutoNorm機能使用時の蛍光と温度の記録 icon96はDNAインプット量に関わらず各サンプルを同等のレベルまで増幅する
AutoNorm機能により、PCRによる増幅時の蛍光(上)と各ウェルの温度(下)をリアルタイムで追跡。各ウェルは、設定した⽬標増幅レベル(target amplification level)に達すると⾃動的にサイクルを停⽌します。 異なるインプット量のサンプルを同時に増幅させた場合、インプット量が多いウェルは最初に設定した閾値に達し、すべてのウェルでPCRが終了するまで低温で保持されます。一方で、インプット量の少ないウェルは他のウェルのサイクルが停止しても、増幅サイクルが継続されます。 AutoNorm機能が搭載されたicon96により、DNAのインプット量に関わらず各サンプルを同等のレベルまで増幅可能であるため、フィルタリング後のリード数のばらつきが⼩さくなります(下)。PCRサイクル数が固定された従来のPCR装置では顕著な収量変動により、フィルタリング後のリード数のばらつきが⼤きくなります(上)。

ページの先頭に戻る

アプリケーション

  低品質DNAサンプル、FFPEサンプルを用いた全ゲノムシーケンス(WGS)

全ゲノムシーケンスには、サンプルの品質がばらつく場合でも効率と一貫性が求められます。従来のワークフローでは、複数回のPCR や手動での定量が必要で、結果が不安定になりがちです。AutoNorm 機能を搭載したicon96を使えば、インプットDNA量や品質に関わらず、FFPEのようなサンプルであっても、サンプルの品質に応じた最適なサイクル数を自動的に適用し、収量のばらつきを抑えられます。その結果、1度のランでノーマライゼーション済みのライブラリーが得られ、すぐにプーリングが可能になります。

FFPEサンプルから調製したNGSライブラリーの収量

FFPEサンプルから調製したNGSライブラリーの収量。DNAの品質(DNA Integrity Number:DIN)が異なる、同等のインプット量のFFPE 由来DNAサンプルを用いてPCRを行いました。固定サイクル数を用いる従来のPCRでは、高品質なインプットDNAの多くが過剰増幅となり、低品質なインプットDNAではほとんどが収量が低く、シーケンシングに使用できませんでした(図中、StandardPCR)。一方icon96では、DNAサンプルの品質に応じてサイクル数が最適化されるため、全サンプルで収量のばらつきが抑えられ、FFPEサンプルからのNGSライブラリー調製を効率化しました(図中、AutoNorm)。

▲ アプリケーションの先頭へ戻る

  FFPEサンプルを用いたRNA-seq

AutoNorm機能を搭載したicon96は、個別の精製および定量ステップを省略することでRNA-seqのライブラリー調製を効率化します。インプットRNAの品質やRNAの完全性にかかわらず、すべてのサンプルに最適な増幅サイクル数が適用され、FFPE サンプルや分解したサンプルからも信頼性の高い高品質なデータをもたらすライブラリーの生成が可能です。

NGSライブラリー調製ワークフローの違いによるNGS解析結果の比較

AutoNorm 機能を用いて調製したライブラリーは、高品質なデータを提供します。従来のPCRまたはicon96を使用し、結腸と肝臓のFFPE サンプル(図中それぞれColon、Liver)およびコントロールサンプル(UHR+ERCC(図中UHR))から抽出した10、50、250ng のRNAからNEBNext®キットを用いてRNA-seqライブラリーを調製しました。従来のワークフローを用いて調製したライブラリーは、使用したキットが推奨する、少ないサイクル数によるPCRで調製したライブラリーと、overcycling effectを意図的に引き起こすためにサイクル数を過剰に増やして調製したライブラリーの2種類を用意しました。icon96を用いて調製したライブラリーはAutoNorm機能で増幅され、蛍光シグナルに基づいてリアルタイムでサイクル数が調整されました。

過剰なサイクル数で増幅したライブラリー(オレンジ)は、少ないサイクル数で増幅したライブラリー(濃青)やAutoNorm 機能で増幅したライブラリー(薄青)よりも、アダプターダイマーやPCR duplicate の割合が高くなり、誤ったストランドに割り当てられたリードの増加が認められました。さらに、過剰なサイクル数で増幅した結腸サンプルのライブラリーでは、Unmappedの顕著な増加が観察されました。これらの傾向は、インプット量(丸:10ng、四角:50ng、三角:250ng)にかかわらず一貫していました。このように、AutoNorm機能は過剰増幅によるアーティファクトを防ぎます。

n6 Tec社Application Note “Integrated RNA-seq Library Optimization: iconPCR™ and NEBNext® Kits Streamline Overcycling Control” より引用

▲ アプリケーションの先頭へ戻る

  FFPEサンプルを用いたDNAライブラリー調製

FFPE由来のサンプルでは核酸の分解が進んでいるため、同一のインプット量であっても品質にばらつきが生じています。このようなサンプルを用いたDNAライブラリー調製において、従来のPCRではサイクル数が固定されていることでサイクル数が過剰もしくは過少となり、均一な増幅が達成されず、サンプルごとにPCR 前後の追加の品質管理ステップが必要となります。icon96 のAutoNorm 機能では、各サンプルの実際の収量に合わせてサイクル数を最適化することで、すべてのサンプルを均一に増幅することができます。

NGSライブラリー調製ワークフローの違いによるNGS解析結果の比較

結腸と肝臓のFFPE サンプル(図中それぞれColon、Liver)およびコントロールサンプル(NA12878)から得られた1、10、100 ngのDNAを用いてライブラリーを調製しました。各DNAインプットは、NEBNextUltraShear® FFPE DNA Library Prep Kit(E6655L)で処理し、NEBNext® Multiplex Oligos forIllumina®(E6442S)でインデックスを付加した後、従来のPCR またはicon96で増幅しました。
従来のPCR では、1ng、10ng、100 ngのインプット量に応じて、それぞれ14、12、8サイクルのサーマルサイクラーランを個別に実施する必要がありました。一方icon96では、インプット量に関わらずすべてのサンプルを同時に処理し、各ウェルの増幅曲線の傾きが最大になった時点で増幅を自動的に終了させました(AutoNorm機能のSlope モード)。従来のPCRでは、同じ組織由来でインプット量が異なる場合や、同じインプット量でも組織の違いにより、エンドポイントのRFU値に大きなばらつきが見られました。一方icon96 では、エンドポイントのRFU 値が均一となり、一度のランにおいて、さまざまなインプット量から一貫した増幅が達成されたことが示されました。

NGSライブラリー調製ワークフローの違いによるNGS解析結果の比較

すべてのインプット量およびサンプルタイプにおいて、固定サイクル条件とAutoNorm条件の間で品質の指標に有意な差は認められませんでした。サイクル数の違いはデータの品質に影響しないことを示しています。

n6 Tec社Application Note “Streamlined FFPE DNA Library Preparation Using NEBNext® UltraShear® and Multiplex Oligos Kits with iconPCR™” より引用

▲ アプリケーションの先頭へ戻る

  シングルセル RNA-seq

AutoNorm機能を搭載したicon96は、細胞数に関わらず最適化されたPCRサイクル数を実現します。そのため、サンプルの定量と最終的なノーマライゼーションステップを省略し、よりシンプルなワークフローで高品質のライブラリーを生成することが可能です。

NGSライブラリー調製ワークフローの違いによるNGS解析結果の比較

従来のワークフローとicon96 によるワークフローのパフォーマンスを評価するため、GEM-X Universal 3' Gene Expression v4 チップ(10xGenomics)を用いて、シングルセル化した細胞をそれぞれ500、3000、6000、10000 細胞ずつ回収しました。cDNA 合成後、従来のワークフローもしくはicon96によるワークフローでライブラリー調製を行いました。 全サンプルから得られたデータのクラスタリングにより、共通のgene signatureが明らかになりました。このクラスタリングの結果、従来のワークフローとicon96 によるワークフローに差異は認められず、ワークフローの変更がデータ品質に影響を与えないことが示されました。

n6 Tec社 Application Note “Optimize Your Single Cell Experiments with iconPCR™” より引用

▲ アプリケーションの先頭へ戻る

  土壌サンプルのメタゲノミクス解析

16S rRNA 遺伝子のシーケンシングは、土壌、水、ヒトに関連する微生物群など、さまざまな生態系における微生物多様性を探るために不可欠です。icon96 は多様なサンプルを自動的にノーマライズし、キメラを減少させ、プーリングを効率化します。

土壌サンプルのメタゲノミクス解析

土壌サンプルのメタゲノミクス解析。メタゲノミクスのための土壌サンプルで、16S rRNA のV1-V9 領域(約1,500 bp)をカバーするロングリードシーケンスを行いました。それぞれの色は独立した細菌種を表しています。icon96を用いたワークフローにより調製されたライブラリー(icon96)は、サンプル中に豊富に含まれる細菌種の過剰増幅を防ぐことで、従来のワークフローにより調製されたライブラリー(Conventional PCR)と比べてはるかに正確な多様性レベルを示しました。

α多様性

icon96を用いて調製されたライブラリー(AN)は、従来のPCR を用いて調製されたライブラリー(FC)に比べて著しく高いα多様性レベル(Chao1、Shannon、Simpson)を示しました(p < 0.001)。

β多様性

β多様性プロット(Bray-Curtis 距離を使用した主座標分析(PCoA)プロット)は、icon96 を用いて調製されたライブラリー(AN)のより緊密なクラスターを示し、より高い一貫性と再現性が得られたことを示しています。

n6 Tech社Application Note “Unlocking Superior Microbial Profiling with iconPCR™” より引用

▲ アプリケーションの先頭へ戻る

ページの先頭に戻る

Webinar VOD

サムネール
(ライブ実施日:2025/10/24)  
※上記画像をクリックすると別タブで視聴ページが開きます。お名前等ご入力の上、ご視聴ください。

『NGSライブラリー調製の画期的な新規ツールのご紹介』

次世代シーケンサー(NGS)を用いた解析には、全ゲノムシーケンス(WGS)、RNA-seqをはじめとする多様なアプリケーションが存在します。こうしたNGS実験の成功のカギは、ライブラリーの品質にあることが広く知られています。
特にホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)検体由来のDNA/RNAのように、量や品質にばらつきの大きいサンプルを扱う場合、ライブラリー調製の難易度は格段に高まります。
本セミナーでご紹介する n6 Tec社製 iconPCR™ は、これらの課題を根本的に解決する、世界初の革新的技術を搭載したサーマルサイクラーです。

特長
  1. ウェルごとのサーマルサイクリング個別制御
    96個の独立制御可能な熱電素子を搭載し、96ウェルそれぞれを個別に温度制御できます。これにより、サンプルごとに最適なサーマルサイクリングが可能となります。
  2. ノーマライゼーションの全自動化
    独自の AutoNorm™( オートノーマライゼーション) 機能を搭載。蛍光検出によりPCRをリアルタイムモニタリングし、最適なサイクル数で増幅を停止します。これにより、PCRと同時にノーマライゼーションが実現し、過剰増幅や過少増幅のリスクを防止します。
  3. ワークフローの劇的な効率化
    サンプルごとに最適なサイクル数で増幅できるため、インプット量や品質の異なるサンプルを同一プレート上で同時にPCR可能です。さらに、手動でのノーマライゼーションが不要となり、プーリング後にSPRIクリーンアップを行うだけで次工程へ進めます。これらの効果により、従来のNGSワークフローと比べて最大50%の作業時間削減を実現します。

iconPCR™ を用いることで、FFPEやセルフリーDNA(cfDNA)といった低インプット/低品質サンプルからでも、アーティファクトや増幅バイアスを大幅に低減し、信頼性の高い結果を得ることが可能です。
本装置は、NGSライブラリー調製の効率化と高品質化を同時に実現できる、世界唯一のプラットフォームです。
本セミナーでは、この革新的な技術の原理から具体的な活用事例まで、わかりやすくご紹介いたします。

ページの先頭に戻る

お客様の声 

Alex Harkess 「この独自のiconPCR技術を用いることで、RNAの最適な増幅を個別に調節し、すべてのサンプルで均一な収量が得られます。つまり、入力は不揃いでも出力は完璧。その結果、リンゴやナシのバイオマーカープロジェクトにおけるRNA-seqデータの生成コストを、約30%削減することに成功しました。」
Alex Harkess
Faculty Investigator at HudsonAlpha Institute for Biotechnology
Eric Chow 「ドロップアウトしてしまったサンプルの再調製にはコストがかかりますが、iconPCRを使えば、サンプルドロップアウトの問題を回避できます。貴重なサンプルを扱っている場合、毎回十分なライブラリーが得られると分かっていることには安心感があり、大きなメリットでもあります。」
Eric Chow
Associate Professor at UCSF
Kristen Jepsen 「私たちは、海水から精製した極めて少量のサンプルを扱っています。ライブラリー調製キットの標準プロトコルを用いてライブラリーを構築しようとした当初の試みでは、サンプルの約95%で失敗に終わりました。ライブラリーが全く生成されなかったのです!iconPCR装置に切り替えたところ、失敗率はわずか20%にまで低下しました。iconPCRのおかげで、試行錯誤することなく最適な増幅サイクル数を決定することができました。特に試験用のサンプル量が限られていた状況では、自力では決して導き出せなかった結果です。」
Kristen Jepsen
Director of IGM Genomics Center, UCSD
James Docker 「導入当初から既存のワークフローに大きな影響を与えられる技術はそう多くありません。しかし、iconPCR技術を使えば、PCRへの取り組み方や、ライブラリー調製全般の方法を根本から変えることが可能になります。」
James Docker
NGS Lead and Multi-Omics Sci., University of Oxford
Kerry Hair 「iconPCRを導入することで、かなりコストのかかる品質管理(QC)工程をいくつも省略できますし、ノーマライゼーションによってそのコストも削減できるのです。」
Kerry Hair
Research Technologist at PennState Genomics Core Facility
Stefan Green 「これは、あらゆるゲノミクス・コアが導入を望むべき装置だと確信しています。PCRは敵のようなものですが、この装置こそがPCRサイクル数を過剰に増やしてしまうのを防ぐための最強の武器です。シーケンスに入る前にPCRサイクル数を減らすことで、データ品質が向上することは間違いありません。」
Stefan Green
Associate Professor at Rush University
Anja Mezger 「iconPCRは、NGSワークフローの改善に欠かせないツールです。品質管理(QC)やノーマライゼーションの手間を省き、過剰増幅を防ぐことができます。」
Anja Mezger
Head of Unit, National Genomics Infrastructure, SciLifeLab Sweden

ページの先頭に戻る

アクセサリ・消耗品 

製品名 型式
icon96 - 8連PCRチューブ用ホルダー n63002
icon96 - 96ウェルプレートホルダー(交換用) n63003
icon96 - 反応プレート(30枚入) n65001
icon16 - 8連PCRチューブ(0.2 mL × 120本) n65002

ページの先頭に戻る

仕様

icon96 / icon16
製品型式 icon96 icon16 
ウェル数 96 16
サンプル容量 10 - 100 μL
消耗品の互換性 96ウェルプレート(ロープロファイル)*1
8連PCRチューブ*2
8連PCRチューブ*3
加熱・冷却速度 0.1 - 3.0℃/秒(デフォルトは 1.5℃/s。ステップごとに設定変更可能)
リッド温度範囲 30 - 110℃
温度精度 ±0.2℃(90℃)
温度均一性 96ウェル全体で0.2℃ CV 16ウェル全体で0.2℃ CV
勾配温度制御範囲 4 - 98℃
蛍光検出 488nmレーザー、520nm蛍光(SYBR Green等対応)
感度 単一分子検出
ダイナミックレンジ 10桁
ソフトウェア Windows11 (以上) / Mac Tahoe (以上) 対応*4
認証 IEC61010-1、cTUVUS、CE、RCM
動作環境 温度:15 - 25℃、湿度:最大80%(結露なし)、高度:海抜2,000mまで、屋内専用
汚染度 2
IP保護等級 IPX0(防水性能なし)
寸法 (W) 41 x (D) 54 x (H) 32 cm *5 (W) 30 x (D) 32.5 x (H) 21.5 cm *5
重量 31 kg 10 kg
電源 100 – 240 V、8.5 A、50-60 Hz 100 – 240 V、4 A、50-60 Hz

*1:メーカーが販売するプレート(型式:n65001)またはメーカー検証済のプレートをご使用ください。
*2:メーカー検証済の8連PCRチューブを使用することも可能ですが、その場合はicon96-8連PCRチューブ用ホルダー(型式:n63002)が別途必要で、最大6列までの使用が可能です。
*3:メーカー専用品の8連PCRチューブ(型式:n65002)をご使用ください。
*4:弊社では、Windowsでの動作検証を行っております。
*5:換気のため、機器周囲に少なくとも10cmのスペースが必要です。 また、電源プラグとケーブルの容易なアクセスのため、機器背面に25~30cmのスペースが必要です。

ページの先頭に戻る

FAQ

  はじめに

カテゴリ内開閉
  • 現在使用中のライブラリー調製キットやプライマーは使えますか?

    はい、icon96は使用する試薬に制限はありません。各ライブラリー調製キットの標準的なプロトコルに対応しています。PCR反応液にSYBR Greenを添加する必要があります。
  • PCR後にクリーンアップやノーマライゼーションは必要ですか?

    多くのワークフローではクリーンアップは必要ですが、ノーマライゼーションは不要です。AutoNorm機能はPCR工程内にノーマライゼーションを組み込んでいるため、サンプルごとではなく、プールした後でクリーンアップを実行します。
  • icon96を使い始めるには何が必要ですか?

    装置本体のみです。ご使用中の試薬やプロトコルをそのままお使いいただけます。


  技術的な内容

カテゴリ内開閉
  • 同じプレートで異なるアッセイを実行できますか?

    はい、ウェルごとに温度プロファイル(温度勾配)を設定でき、蛍光強度を記録できます。ただし、反応時間は変更できません。
  • icon96はインプット量の少ないサンプルやFFPEサンプルに対して検証されていますか?

    はい、n6 Tecのアプリケーションノートには、幅広いインプット量やサンプルタイプに関するデータが掲載されています。
  • icon96は自動化に対応していますか?

    はい、この装置は自動化への対応を考慮して設計されています。詳細はお問い合わせください。


  AutoNorm機能

カテゴリ内開閉
  • AutoNorm中、サンプルごとにPCRサイクル数が異なるのはなぜですか?それは問題ではありませんか?

    実はこれはお客様の研究において好都合です。すべてのサンプルを同じサイクル数で増幅させると、データの正確性が失われる可能性があります。AutoNorm機能は、サイクルを固定したPCRでは反映できない、生物学的特徴を反映した結果を提供します。
    理由は以下の通りです:

    • 指数関数的なカイネティクス
      PCRでは1サイクルで目的の配列が倍増します。最適なサイクル数より2~3サイクル多く実行した場合、インプット量が多いサンプルではサチュレーションを起こす可能性があります。一方で、インプット量が少ないサンプルで、最適なサイクル数よりも少ないサイクル数で止めてしまう場合、十分に増幅されない可能性があります。
    • ウェルごとのエンドポイント検出
      iconPCR技術は、AutoNorm機能により、PCRプレートの全ウェルを常に監視し、蛍光シグナルを連続的にモニタリングしています。
      各サンプルの蛍光シグナルが、事前検討から設定した閾値に到達した時点で、そのウェルの増幅を自動で停止します。一方、まだ十分な増幅量に至っていない他のウェルは、同じ閾値に到達するまで増幅が継続されます。

      ※事前検討により、ライブラリーの多様性や収量が最適になる蛍光強度を設定します。

      例:
      ・インプット量が多いサンプルA(1 ng RNA)は、閾値に早く到達し、サイクルを早く終了
         することで過剰な増幅を防ぎます。
      ・インプット量が少ないサンプルB(100 pg RNA)は、同等の増幅レベルに到達するために
         追加のサイクルが必要です。
  • SYBR Greenなどのインターカレート色素は、後の工程のQCやシーケンシングに悪影響を与えませんか?

    ライブラリーを精製すれば影響はありません!icon96か他のPCRかに関わらず未精製のままだと残存した色素の影響でQubitでの定量が正確でない可能性がありますが、これはn6 Tecの装置特有の問題ではありません。標準的なクリーンアップ方法(ビーズまたはカラム)を使えば、SYBR Greenなどの色素は完全に除去されます。

    精製後は、以下のことに影響はありません。
    ・TapeStationやqPCRなどのQCツールは期待通りに動作します。
    ・シーケンシングの品質や正確さに変化はありません。

    インターカレート色素は長年PCRで使われてきた信頼ある試薬です。標準的な精製を行えば、優れたデータ取得の妨げにはなりません。ご使用のシーケンシングワークフローはicon96でも安心してお使いいただけます!
  • 個別に定量しない場合、どのようにDNA収量を把握できますか?実行中のライブラリー調製に十分な量があるかどうかをどのように判断すればよいですか?

    icon96では、必要なDNA量を自分で決めることができます。これを設定するために、代表的なサンプルをいくつか使って一度だけ「variable cycle run」を行います。
    装置は異なるサイクル数でこれらのサンプルを増幅し、収量が増幅曲線にどのように対応するかを示します。その後は、必要なDNA量に達するサイクルでicon96が自動的に停止するため、ライブラリーごとの個別の定量は不要です。


ページの先頭に戻る

References 

Cryptic Insect Microbiome Compositions Unveiled with Full-Length 16S Sequencing
Charles J. Mason, Thorsten E. Hansen, Nicholas Newell, Scott M. Geib
bioRxiv 2026, doi: https://doi.org/10.64898/2026.01.22.701149. ()

Using carrier DNA in ultra-low input library preparations for next-generation sequencing
Ping Li, Jeremy Kahsen, Karen Olsson-Francis, Stefan J. Green
bioRxiv 2026, doi: https://doi.org/10.64898/2026.01.26.701515. ()

Applying PCR cycle autonormalization to improve PacBio full-length 16S rRNA sequencing
Charles J. Mason, Mikinley Weaver, Karma Kissinger, Melissa A. Johnson, Duan C. Copeland, Kirk E. Anderson, Scott M. Geib
bioRxiv 2026, doi: https://doi.org/10.64898/2026.01.13.699363. ()

The use of iconPCR for 16S library preparation improves data quality and workflow
Yann Jouvenot, Caroline Obert, Brett Hale, Kyle Metcalfe, Gagneet Kaur, Andrew Boddicker, Marielle Krivet, Junhua Zhao, Tuval Ben-Yehezkel, Pranav Patel
bioRxiv 2024, doi: https://doi.org/10.1101/2024.12.18.629279. ()

ページの先頭に戻る

この製品のメーカー

  • n6 Tec Inc

コンタクトフォーム

簡易パンフレットのご請求
価格表のご請求
見積のご依頼
その他製品に関するご質問・ご相談※具体的なお問い合わせ内容をご記入ください。

キーワードから製品を探す

検索

メーカー名や製品のモデル名・型式などから検索することができます。スペースをあけて複数の単語を入力すると、 AND 絞り込み検索となります。