ヒト ME180 頸がん細胞の植込みから7週間後に撮像を実施しました。
[撮像パラメータ]
T2 強調: 高速スピンエコー FSE、TE/TR=52.7/3500、
FOV=50x28mm、Matrix=256x144、NEX=8、ETL=16、
分解能:195um、取得時間:5分08秒
T1 強調:スピンエコーSE 、TE/TR=12/500、
FOV=50x28mm、Matrix=256x144、NEX=4,
分解能:195um、取得時間:5分12秒
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●T2強調画像:
後肢筋からの腫瘍境界線を鮮明に定義可能です。その為、T2強調画像を用いることによって、腫瘍容積を簡便に定量することができます。(腫瘍容積 = 156mm3)
●T1強調画像:
周辺構造の詳細な解剖学的画像を得ることが可能です。
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Model Courtesy of Dr. Javed Mahmood, PhD., Radiation Medicine Program, Princess Margaret Cancer Center, UHN
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細胞株:ヒト A549 肺の腺癌細胞(100万個)を、右側腹部に直接皮下注入。
腫瘍の植込みから10日後・23日後に撮像を実施しました。
腫瘍は、移植後10日目から23日目まで有意に成長しています。23日目には、腫瘍の内部構造が視覚化されています。
[撮像パラメータ]
T2 強調:高速スピンエコー FSE、TE/TR=52.7/3500、FOV=80x30mm、Matrix=256x96、 NEX=8、 ETL=16、
分解能: 312um、 取得時間: 4分40秒
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腫瘍容積 |
10日後 |
23日後 |
マウス1 |
4.9mm3 |
248mm3 |
マウス2 |
10mm3 |
106mm3 |
Model Courtesy of Dr. Javed Mahmood, PhD., Radiation Medicine Program, Princess Margaret Cancer Center, UHN
嚢胞および葉状腫瘍のような内部構造を、容易に識別することが可能です。
T2強調画像を用いることにより、腫瘍容積を簡便に定量することができ、同一動物を用い、無侵襲での経時的な腫瘍成長の長期観察を行うことも可能です。
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●T2強調画像:
後肢筋からの腫瘍境界線を鮮明に定義可能です。その為、T2強調画像を用いることによって、腫瘍容積を簡便に定量することができます。(腫瘍容積 = 730mm3)
●T1強調画像:
周辺構造の詳細な解剖学的画像を得ることが可能です。
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細胞株:ヒト74B舌癌 細胞(100万個)を、右側腹部に直接皮下注入。
腫瘍の植込みから3週間後に撮像を実施。
※液体の核はネクローシス(壊死)であると思われます。 |
[撮像パラメータ]
※頁上部・下部いずれの画像も撮像パラメータは同じです。
T2 強調: 高速スピンエコー FSE、TE/TR=52.7/3500、FOV=80x30mm、Matrix=256x96、NEX=8、ETL=16、
分解能:312um、取得時間:4分40秒
T1 強調:スピンエコーSE 、TE/TR=9.8/500、 FOV=80x30mm、Matrix=256x96、NEX=3,
分解能:312um、取得時間:2分42秒 |
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細胞株:ヒト74B舌癌 細胞(100万個)を、右側腹部に直接
皮下注入。
腫瘍の植込みから2週間後に、放射線治療(15Gy標的放射線)を
実施。放射線治療から4.5週間後に、撮像を実施。
※液体の核はネクローシス(壊死)であると思われます。
コントロール (n=2) = 438±35mm3
治療実施モデル(n=3) = 334±60mm3
Model Courtesy of Dr. Javed Mahmood, PhD., Radiation Medicine Program, Princess Margaret Cancer Center, UHN
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