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NGSライブラリー調製用サーマルサイクラー

iconPCR™

NGSライブラリー調製用サーマルサイクラー

世界初!個別のPCRサイクル数制御がNGSライブラリー調製を革新

n6 Tec社製 iconPCR™ は、世界初の独⽴した温度制御ウェルを搭載したサーマルサイクラーです。1ウェルごとに独立してPCRサイクル数を制御し、増幅・定量・ノーマライゼーションを⾃動化することができます。

すべてのライブラリーが最適に増幅されることが保証されるため、異なる品質やインプット量のサンプルを同時に処理可能となり、NGSライブラリー
調製ワークフローを⼤幅に効率化します。

特長

  • 96個のウェルごとにサーマルサイクリングを個別制御
    各ウェルで独⽴した温度制御、リアルタイムな蛍光モニタリングを⾏い、過剰増幅、過⼩増幅を防⽌します。
    ※ SYBR Green、EvaGreen等に対応
  • 増幅、定量、ノーマライゼーションを⾃動化
    独⾃のAutoNorm™(オートノーマライゼーション)機能を搭載しています。
  • NGSライブラリー調製ワークフローを効率化
    異なる品質やインプット量のサンプルを同時に処理可能、⼿動でのノーマライゼーションが不要、SPRIクリーンアップが1度のみで良いなど、従来のNGSワークフローよりも作業時間を最⼤50%削減します。
    従来の
    ワークフロー
    従来のワークフローとiconPCRによるワークフローの比較
    iconPCRによる
    ワークフロー
  • 難易度の⾼いサンプルにも対応
    ・FFPE RNA-seq
    ・セルフリーDNA(cfDNA)
    ・低インプット/シングルセルRNA
    ・アンプリコンシーケンスおよびターゲットシーケンス
    ・16Sおよびメタゲノミクス
    ・病原体検出
    ・環境/土壌のマイクロバイオーム
    ・ハイプレックスアッセイおよびカスタムプロトコル
  • データ品質を向上
    ・NGSの成功率を⾼めます。
    ・より広範なインプットから信頼できる結果が得られます。
    ・アーティファクトと増幅バイアスの大幅な削減が可能です。
  • 既存の試薬やアッセイに適合
AutoNorm機能使用時の蛍光と温度の記録 iconPCRはDNAインプット量に関わらず各サンプルを同等のレベルまで増幅する
AutoNorm機能により、PCRによる増幅時の蛍光(上)と各ウェルの温度(下)をリアルタイムで追跡。各ウェルは、設定した⽬標増幅レベル(target amplification level)に達すると⾃動的にサイクルを停⽌します。 AutoNorm機能が搭載されたiconPCRにより、DNAのインプット量に関わらず各サンプルを同等のレベルまで増幅可能であるため、フィルタリング後のリード数のばらつきが⼩さくなります(下)。PCRサイクル数が固定された従来のPCR装置では顕著な収量変動により、フィルタリング後のリード数のばらつきが⼤きくなります(上)。

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アプリケーション

  劣化したサンプル(FFPE)の救済

iconPCRのリアルタイム定量とオートノーマライゼーションにより、サンプルの品質によらず、⾼品質なライブラリー調製が可能になります。

FFPEサンプルから調製したNGSライブラリーの収量

幅広い品質のDNAサンプルから、従来のワークフローまたはiconPCRを⽤いたワークフローにより、ライブラリー調製を⾏いました。従来のワークフローでは、サンプルの品質により収量に差を認めましたが、iconPCRを⽤いたワークフローではすべてのサンプルを均⼀に増幅したことが確認できました。これにより、⾼品質サンプルでは過剰増幅のリスクが、低品質サンプルでは過少増幅のリスクが排除され、FFPEサンプルから抽出したDNA(もしくはRNA)を⽤いたNGSライブラリー調製の信頼性がより⾼く、効率的になります。

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  シングルセル RNA-seq

iconPCRはサンプルの定量と最終的なノーマライゼーションステップを省略し、よりシンプルなワークフローで⾼品質のライブラリーを⽣成します。

NGSライブラリー調製ワークフローの違いによるNGS解析結果の比較1 NGSライブラリー調製ワークフローの違いによるNGS解析結果の比較2

(左図)従来のワークフローまたはiconPCRを⽤いたワークフローにより調製されたライブラリーは、遺伝⼦の検出数および分⼦バーコード(UMI)の検出数において同等の結果を⽰しました。また、ミトコンドリアの割合(% mito)などの重要な品質指標に変化は認めませんでした。すべてのサンプルにおいて、細胞あたりの平均リード数と細胞あたりの平均UMI数および細胞あたりの平均遺伝⼦数の間に強い相関を認めました。これは遺伝⼦およびUMI数の違いはサンプル間のシーケンス深度の違いによるものであることを⽰しています。(右図)すべてのサンプルのクラスタリングにおいて、ライブラリー調製のワークフロー による違いを認めず、ワークフローの変更がデータ品質に悪影響を与えないこ とが⽰されました。

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  土壌サンプルのメタゲノミクス解析

iconPCRは多様なサンプルを⾃動的にノーマライズし、キメラを減少させ、プーリングを効率化します。

土壌サンプルのメタゲノミクス解析

メタゲノミクスのための⼟壌サンプルで、16S rRNAのV1-V9領域(約1,500 bp)をカバーするロングリードシーケンスを⾏いました。それぞれの⾊は独⽴した細菌種を表しています。iconPCRを⽤いたワークフローにより調製されたライブラリー(右図)は、サンプル中に豊富に含まれる細菌種の過剰増幅を防ぐことで、従来のワークフローにより調製されたライブラリー(左図)と⽐べてはるかに正確な多様性レベル(Shannonの多様度指数(Shannon Diversity Index)が2倍に増加)を⽰しています。

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  • n6 Tec Inc

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