少量のサンプルでタンパク質の特性を高感度に評価
RedShiftBio社製 次世代タンパク質特性評価システム Aurora は、マイクロ流体変調分光法(Microfluidic Modulation Spectroscopy; MMS)を用いた、コンパクトなサイズのタンパク質・ペプチド特性評価システムです。
同社製の従来モデルApolloと同様に、従来のタンパク質二次構造解析技術を大幅に上回るダイナミックレンジ、感度、精度を提供しながら、タンパク質の二次構造、類似性、安定性、凝集、定量に関する測定・解析をラベルフリー・自動で行うことができます。
また、Apollo と比較して装置が大幅に小型化され、必要な計測時間・サンプル量が大幅に削減されています。
創薬・製剤・製造まで、すべての開発フェーズにおけるバイオ医薬品の特性評価をサポートします。
特長
- わずか50μL のサンプル量 (Tripricate) で再現性の高いデータを取得
- 計測時間5分 (Tripricate)
- 5種類のタンパク質品質評価が可能:
二次構造、 類似性、化学的および熱安定性、凝集、定量 - ラベルフリー解析
- 広い解析濃度範囲 (0.1 ~ 100 mg/mL) により、サンプルの希釈または濃縮不要
- 従来のFTIR分光法と比較して、感度を30X改善
- 汎用96ウェルプレートでの解析が可能
- サンプル解析からデータ処理までを完全に自動化
- タッチスクリーン一体型のコンパクトなシステム
ページの先頭に戻る
マイクロ流体変調分光法 (Microfluidic Modulation Spectroscopy; MMS)の原理

中赤外レーザーを用いて AmideIバンド(1590~1710cm
-1)における差分吸光度を測定し、タンパク質二次構造の変化を高感度に検出することが可能な技術です。
FTIR分光法で使用される従来の光源より100倍以上明るい、可変波長の量子カスケードレーザーが、マイクロ流体セルを通過してタンパク質溶液を探査します。
マイクロ流体セルでは、サンプルとリファレンス(バッファー)フローが急速に交互に切り替えられながら、サンプルとリファレンスの差分吸光度が各波長で測定され、連続的かつ自動的にバックグラウンドの減算が行われます。このことにより測定精度、正確性、シグナル・ノイズ比を劇的に改善し、高い再現性を実現します。
ページの先頭に戻る
deltaソフトウェア
deltaは、Auroraで取得した高品質な差分吸収スペクトル(diffAU) データを迅速かつ容易に処理する強力な解析パッケージです。次のデータ解析ワークフローのようにタンパク質特性に関するデータを提供します。
※データは1mg/mL BSAの測定によるもの。
ページの先頭に戻る
アプリケーション
タンパク質、ペプチド、抗体、ADC (抗体-薬物複合体) 、RNAなどの特性評価 - バッファー/pH/処方、ストレス、点変異、結合パートナー、保存条件等による構造変化を測定可能。
- 測定前にバッファー交換や希釈を行う必要がなく、実験・治療に関連した条件下で測定可能。

従来モデル Apollo での事例は
こちらからご覧いただけます。

RedShiftBio社 次世代タンパク質特性評価システム関連アプリケーション資料の日本語版を以下ページからダウンロードいただけます。各記事からご利用ください。
RedShiftBio:アプリケーション資料日本語版一覧ページ
ページの先頭に戻る
アプリケーション資料日本語版ダウンロードページ 
RedShiftBio社 次世代タンパク質特性評価システム関連アプリケーション資料の日本語版を、下記ページよりダウンロードいただけます。各記事からご利用ください。
RedShiftBio:アプリケーション資料日本語版一覧ページ
ページの先頭に戻る
オンデマンドWebinar (弊社実施|日本語)
中分子/高分子医薬品における新規特性解析ツールの活用事例 (ライブ実施日時:2024-03-07)


近年、抗体医薬品に代表されるバイオ医薬品や核酸医薬品の開発が盛んにおこなわれています。
さらに、新たな創薬モダリティとして遺伝子治療やmRNA医薬品の上市が進められております。
新医薬品開発においては分子の特性を明らかにすることの重要度が高く、生物学的な活性以外に物理化学的な特性解析を行う必要があります。
中でも高次構造は活性との相関性が高く、安定性の予測においても役立つパラメータです。
分光学的手法によるスペクトル解析から、バイオ医薬品をはじめとした近年注目を浴びている創薬モダリティにおいて、Similarity(同質性)、Aggregation(凝集)、Quantitation(定量)、Structure(構造)、Stability(安定性)の評価を可能にする画期的な構造解析技術、MMS法(Microfluidic Modulation Spectroscopy)をADCやRNAの測定事例を交えてご紹介いたします。
※上記画像をクリックいただくと、別タブでお名前等をご入力する欄が表示されます。ご入力の上視聴ください。
ページの先頭に戻る
仕様
ページの先頭に戻る