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カスタムマイクロパターニング・プラットフォーム PRIMO

サービス・サポート情報

この製品に関するサービス・サポートのご紹介です。

チュートリアルビデオ

PRIMOのフォトパターニングプロセスを、基質の準備から細胞の播種までステップごとに動画で説明しています。


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1:実験準備

#1 PRIMOのためのマイクロパターンの描写


PRIMOソリューションは、すべての標準的な細胞培養基質上にあらゆるタンパク質の微細パターンを高い柔軟性で作成できます。

マイクロパターンのイメージ(最小解像度1.2µm以外は形状に制限はありません)を最初にLeonardoソフトウェアにロードする必要があります。LeonardoソフトウェアはマイクロパターンのイメージをPRIMOモジュールに送信し、顕微鏡対物レンズを通して基板にUV光で投影します。

Leonardoソフトウェアでは、次の2つのファイル形式を使用できます。

  • .tif 形式: ピクセルで描画
    (比率はLeonardoのキャリブレーションパラメータで示されます)
  • .pdf 形式: ミリメートル (パターンの実際のサイズ)での描画

ビデオでは、Inkscapeデザインソフトを使用してPRIMOのパターンとグラデーションを描画する方法を紹介しています。



#2 基質の分子ポリマーコーティング

PRIMOフォトパターニングソリューションは、いわゆるサブトラクティブテクノロジーです。
基質は、分子や細胞の付着を防ぐ分子ポリマーブラシでコーティングする必要があります。

分子ポリマーブラシ層の形成には、PLL(20)‐g[3.5]‐PEG(2)または、PEG-SVAの使用を推奨します。PRIMOシステムは、UVと光活性化試薬(PLPP)を組み合わせた作用により、この分子ポリマーブラシ層を局所的に分解します。

PLL-PEG (プラズマ処理)を使用したコーティング


PEG-SVAを使用したコーティング



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2:フォトパターニングの実行のためのセットアップ

#3 PRIMOのセットアップ


コンピューターとさまざまな外部コンポーネントとの間の通信の問題を回避するために、
以下の手順で各機器の電源をオンにしてください。

  1. コンピュータ
  2. カメラ
  3. すべての顕微鏡コンポーネント
  4. PRIMO



#4 Leonardo ソフトウェアの起動とシステムのキャリブレーション


LeonardoはMicromanagerソフトウェアを介して操作します。
  
起動するには、まずコンピュータのデスクトップにあるMicromanagerアイコンをクリックします。次に、「プラグイン」をクリックして、「Leonardo」を選択します。

専用のPRIMOフィルターキューブがタレットフィルターの正しい位置(光路)にあることを確認します。Leonardoソフトウェアは、キャリブレーション手順上で自動的に開きます。
画面の指示に従って、必要なフィールドに入力します。


#5 対物レンズのセッティング


このステップは、異なる顕微鏡対物レンズを使用する、または異なる種類の基質を使用するたびに実行する必要があります。
顕微鏡対物レンズの補正リングがある場合は、必ず調整してください。
PRIMOモジュールの側面にある緑色のノブを使用して、実験用基質上の焦点を微調整します。


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3:フォトパターニング実験

#6 Leonardoソフトウェアによるフォトパターニング



すべてのマイクロパターニング実験を実行できるように、Leonardoソフトウェアは次の機能を有しています。

  • 関心領域の定義
  • 実験シーケンスのプログラミング
  • 同じパターンの複製(行と列の調整と間隔の設定)
  • 連続パターンまたは微細構造の再調整(プレビュー、回転)
  • グレースケール画像の管理

このビデオでは、これらの機能とタンパク質のフォトパターニングのプロトコルを紹介しています。



#7 PLPP Gelを用いたタンパク質のマイクロパターニング
PLPP Gelの使用により、マイクロパターニングのスループットが向上します。PLPP Classicに比べてフォトパターニングの速度が最大30倍になります。技術は同じままで、より速くなります:PRIMOによって投影されたUVにより、PLPPは基質上の分子ポリマーブラシ層を分解し、照明された領域(マイクロパターン)にのみタンパク質の堆積を可能にします。

2つの異なるプロトコル:
  • ガラスボトムディッシュでのPLPP Gelの使用
  • ガラス製カバースリップでのPLPP Gelの使用(下)


ガラスボトムディッシュでのPLPP Gelの使用


ガラス製カバースリップでのPLPP Gelの使用


#8 TEMグリッド上へのマイクロパターンの自動配置

TEMグリッド上への簡単で均一な細胞配置


Leonardoソフトウェアは、TEMグリッドのメッシュなど、基質の構造を自動的に検出し、サイズを調整しながらこれらの微細構造内に微細パターンを配置します。

Leonardoは、表面を損傷することなく、TEMグリッドのメッシュ内に一連の均質なマイクロパターンを生成する2つの方法を提供します(非接触技術):
  • TEMグリッドの表面全体に1つの同じパターンを使用する
  • 1つのTEMグリッドで異なる一連のマイクロパターンを使用する

最終的に、PRIMOによる非接触のマイクロパターニングにより、細胞をグリッド内に適切に配置して、再現可能な条件でイメージングすることができます。

参考文献:
L. Engel et al., BioRxiv, 2019
M. Toro-Nahuelpan et al., BioRxiv, 2019



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4:細胞実験

#9 タンパク質マイクロパターン上に細胞を播種する


タンパク質パターンをPRIMOで作製した後に、細胞を播種できます。
細胞はタンパク質パターン上にのみ接着します。

細胞パターンの安定性は、使用する基質と播種する細胞の種類に依存します。
特定の条件下では最大30日間、細胞はタンパク質パターン上への接着を維持します。



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