計測~解析の流れ(ソフトウェア画面デモンストレーション) (動画:6分半、ナレーション:英語)
※2:40頃~後半部分に、ソフトウェア機能の説明がございます。
実験小動物におけるDXA法を用いた体組成評価の実際と応用事例

(ライブ実施日:2023/2/1)
マウスやラットといった実験小動物を用いた前臨床研究において、非侵襲的に計測された体組成指標(骨密度、筋肉量、体脂肪量など)は、様々な病態モデルの病態進行や治療効果を評価するバイオマーカーとして近年注目されています。従来の体組成評価技術(MRI, CT, インピーダンス法など)と比較して、より迅速且つ高い精度で実験小動物の体組成を定量的に可視化することができるDXA(Dual energy X-ray absorptiometry)計測技術は、実験小動物専用に設計されたシステムの開発によりトランスレーショナルリサーチを推進するイメージングモダリティとして活用が始まっています。
本ウェビナーでは、実験小動物用DXA計測システムiNSiGHT(OsteoSys社)の基本的な性能仕様をご紹介した後、東京大学 大学院農学生命科学研究科 堀 正敏 教授をお招きし、マウス糖尿病モデルを用いた筋委縮と骨代謝異常に関するご研究におけるDXA計測システムの測定事例と有用性、そして一定の限界などに関してご講演いただきます。
【アジェンダ】
1.ご挨拶
2.ご紹介製品の概要について (水流 功春/プライムテック株式会社、約10分)
『
DXA体組成・骨密度計測システムiNSiGHT(Osteosys社)について』
iNSiGHTはコーンビームスキャン・フラットパネルディテクターを採用した実験小動物用のDXA体組成分析システムです。高速スキャンにより僅か25秒で、高解像度画像(X線DR画像・骨強調画像・体組成画像)、複数の関心領域でのBMD(骨密度|g/cm^2)、BMC(骨塩量|g)、骨/組織面積(mm^2)、体脂肪率(%)、脂肪量(g)、除脂肪組織量(g)および総組織量(g)の情報を得ることが可能です。
3.測定事例のご紹介 (堀 正敏先生/東京大学、約30分)
『
糖尿病マウスにおける二重エネルギーX線吸収測定法を用いた筋萎縮と骨代謝異常の非侵襲的モニタリング』
糖尿病モデル動物を用いて骨格筋と骨の代謝変化を追跡することは,糖尿病合併症の理解において重要な知見をもたらす。本研究では1型糖尿病モデルマウスにおいて,二重エネルギーX線吸収測定法(DXA)を用いて糖尿病の進行における脂肪量,骨格筋量(除脂肪量),骨密度,骨量など体組成特性の変化を非侵襲的にモニタリングする方法をご紹介する。
4.質疑応答 (約15分)
演者
堀 正敏先生
東京大学 大学院農学生命科学研究科
獣医学専攻 比較動物医科学講座 教授
水流 功春
アプリケーションスペシャリスト
プライムテック株式会社 ライフサイエンス事業部 研究支援部
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生活習慣病モデルおよび関連疾患モデルにおいて身体組成に着目したDXA法評価事例のご紹介

(ライブ実施日時:2021/7/27)
糖尿病、肥満、骨粗しょう症など身体組成(脂肪量、筋肉量、骨密度など)の変化を伴う疾患モデル動物においては、その病態の進行および処置・治療効果を長期的に同一個体でモニタリングする手法が3Rの観点からも求められています。その有望な手段のひとつにマイクロCTやMRIといったin vivoイメージング技術がありますが、それらの中でも簡便性と迅速性、そして定量性の面で優れたイメージングモダリティとして二重エネルギーX 線吸収測定法(DXA: Dual energy X-ray Absorptiometry)が挙げられます。本ウェビナーでは、DXA法の有用性と疾患モデル動物の評価事例についてご紹介します。
本ウェビナーのトピック:
- 実験小動物用DXA体組成・骨密度計測システムの特徴
- 身体組成評価におけるDXA法と他の評価技術との比較
- 褐色脂肪細胞(BAT)とアディポカイン、ミトコンドリア呼吸と選択的オートファジーによる脂肪量の変化、糖代謝と骨密度の関係性などNCDs、QOLを低下させる疾患群、そして肥満に対する研究事例のご紹介
- DXA法による実験用マウスの身体組成計測フロー(実機でのご紹介)
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