実験動物への投与のために設計された最初のシリンジポンプ
これまでは、実験動物への薬液投与には安全機能のない工業用ポンプか、体重が100,000gにも達する患者向けに設計された医療用ポンプのいずれかしか選択肢がありませんでした。マウスの体重はわずか25gしかないというのに。
Instech Laboratories社のモデル400シリンジポンプは、実験動物への投与試験に関して数十年の経験を有するチームによって、実験データの品質と動物の安全性を向上させるためにゼロから設計されました。
特長
工業用ポンプに慣れている方は⋯
- 動物の安全
ポンプは圧力を常時モニタリングし、投与ラインの閉塞が深刻な事態を引き起こす前に警告を発します。
- データ品質
閉塞をモニタリングすることで、薬剤がリークすることなく動物に注入されたことを確信できます。
- 優れた流量性能
低流量域ではより滑らかに、高流量域ではより高速に動作します。
医療用ポンプに慣れている方は⋯
- 使いやすさ
わかりやすいタッチスクリーンを搭載し、医療用ポンプにはないシンプルな操作性を実現しました。
- 高精度
堅牢な構造と独自のクラッチレス設計により、一般的な医療用ポンプ (精度2〜3%) に比べて、±0.5%という高精度を実現しました。
- 低流量投与
ヒト医療用ポンプでは実行できない、髄腔内投与、マイクロダイアリシス、マウスへの注入といったアプリケーションに最適です。
- 低コスト
医療用ポンプが有する安全機能を研究用ポンプの価格帯で実現。装置設計も旧世代モデルの延命ではなく、将来にわたる製品進化を見据えた次世代モデルです。

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前臨床研究におけるシリンジポンプ理解ガイド
前臨床投与試験におけるシリンジポンプ理解ガイド
前臨床投与試験において正確かつ一貫した投与量を実現するには、単に高性能なシリンジポンプを選ぶだけでは不十分です。実験小動物への静脈内投与を制御する最も精密な装置として、シリンジポンプはよく紹介されています。しかし、その真の精度は、シリンジ本体、装置のセットアップ、操作インターフェース、そしてそれを扱う人間を含むシステム全体に依存しているのです。
このシリーズでは、Instech Laboratories社が前臨床投与試験で培ってきた数十年の経験に、実際の研究現場での事例を組み合わせ、シリンジポンプの性能をあらゆる角度から探ります。各記事では「精度±0.5%」の意味から、ユーザーインターフェースや滑らかな注入動作が再現性や動物福祉に与える影響まで、精度を左右する重要な要素について解説します。
新しい投与プロトコルの検証、不安定な結果のトラブルシューティング、新しい注入装置を評価する際など、このシリースでエラーの発生要因を理解し、それを最新のシリンジポンプ設計がどのように解決するのかを理解しましょう。
- 第一回:前臨床投与試験におけるシリンジポンプの精度
シリンジポンプは、実験動物に静脈内投与を行うための最も正確な装置であると広く考えられています。研究者は通常、投与量を可能な限り正確かつ一定に保つために、体重に基づいて流量を調整します。しかし、実際のシリンジポンプは果たしてどれほどの精度を持っているのでしょうか?
- 第二回:人間とポンプのあいだのインターフェース
第一回の投稿では、シリンジポンプで投与を行う際に発生し得る40を超える潜在的なエラー要因 を特定しました。これらすべてを、私たちはModel 400シリンジポンプを設計する際に考慮しました。ニ回目の投稿では、ポンプとオペレーターとのインターフェースに焦点を当てます。
- 第三回:低流量におけるシリンジポンプの性能
マウスへの持続注入やマイクロダイアリシス、げっ歯類の髄腔内投与における典型的な流量は0.1〜20μL/分です。理論上、シリンジポンプは低流量を正確に制御できる最適なポンプの一つとされています。三回目の投稿では、様々なシリンジポンプの低流量性能の実際について考察します。
- 第四回:ルート閉塞時におけるシリンジポンプの性能
どんなに完璧な手術技術とメンテナンスを駆使しても、投与試験においてルートの閉塞は避けられない現象です。閉塞に対してシリンジポンプがどう応答するかが、データの成否を左右します。四回目の投稿では、様々なシリンジポンプがどのように閉塞を検知してコントロールするかを検証します。研究結果によると、ポンプの応答時間と安全性は、ポンプの機構と技術の両方によって大きく異なることが示されています。
- 第五回:マルチシリンジポンプで複数の動物に同時投与するのは問題ですか?
シリンジポンプは高価な装置であるため、1台で複数本のシリンジを同時に駆動できる機種は魅力的に見えますが、いくつかのデメリットもあります。五回目の投稿では、マルチシリンジポンプの初期費用の低さが、その他の利点を犠牲にするだけの価値があるかどうかを議論します。
※シリンジポンプ理解ガイドの最新の更新状況はこちら
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仕様
■Model 400 Syringe Pump 仕様
| 型番 |
P400 |
| 流量精度※1 |
±0.5% |
| シリンジ数 |
1 (理由を学ぶ) |
| 最大シリンジサイズ |
50/60 mL |
| 最小シリンジサイズ |
1 µL |
| 最大流量(50/60 mLシリンジ) |
120 mL/min |
| 最小流量(1 µLシリンジ) |
0.001 µL/h |
| 最小流量(1 mLシリンジ) |
1 µL/h |
| 最小流量時のステップ間隔 |
1.2 sec/step |
| ステップ分解能 |
0.02 µm (詳細はこちら) |
| プランジャー最小移動速度 |
1 µm/min |
| プランジャー最大移動速度 |
216 mm/min |
| 最大押出力 |
18 lbs |
| 対応シリンジ |
BD plastic, BD glass, HSW Normject, Hamilton, Terumo, Nipro(Japan), カスタム(ユーザー定義) |
| 投与モード設定 |
Rate/Volume, Rate/Time, Volume/Time |
| 圧力モニター |
0-20 PSI(1 mL以上のシリンジ使用時※2) |
| アラーム |
圧力閉塞、シリンジ残量ゼロ、シリンジ脱落 |
| 警告表示 |
シリンジ残量低下(残量がゼロになるまでの時間を分単位で設定可能) |
| アラーム音 |
オン/オフの設定可能 |
| 寸法 |
31 × 13 × 6.5 cm |
| 重量 |
1.7 kg |
| ディスプレイ |
4.3 in 800 × 480 カラータッチスクリーン |
| 設置方向 |
垂直もしくは水平 |
| 電源 |
12VDC 2A(5.5 × 2.1 mm バレルプラグ/センタープラス) |
| 消費電力 |
3W |
| 電源喪失時の保護機能 |
動作中に停電が発生した場合、電源回復時に自動再開 |
| ハンズフリー操作 |
USB-Aコネクタの外付けフットスイッチに対応 |
| 外部バッテリー駆動 |
12V 2A定格出力の外付けUSB PD3.0モバイルバッテリーに対応 |
| 外部バッテリー寿命 |
10,000mAhのモバイルバッテリーで最大12時間 |
| USB-C コネクタ用途 |
外部バッテリーおよび代替電源 |
| USB-A コネクタ用途 |
ファームウェア更新、フットスイッチ/リモート制御 |
| 無線通信規格 |
IEEE 802.15.4(アップグレード必要) |
| 取り付け用ブラケット |
P400マウンティングシステム(別売) |
| 校正作業 |
年1回:P400キャリブレーションキット(別売)でユーザー自身で校正、もしくは製造元へ返送 |
※1 プランジャーの全移動範囲における線形精度。シリンジ自体のばらつきは含まず。
※2 測定値は近似値であり、シリンジ摩擦の影響を含む。
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オプション
P400マウンティングシステム
シリンジポンプの柔軟な取り付け・配置を実現するための固定具です。ポールや棚に固定するC型クランプと、シリンジポンプをC型クランプに確実に接続するVロック・ウェッジで構成されています。リリースボタンを押すだけで簡単にポンプを取り外す事が可能で、取り外したポンプは卓上操作に快適な6°の角度で置くことができます。
- ポンプスクリーンの視認性とアクセス性の向上
- 作業台スペースの節約
- 輸液ラインを短縮してデッドボリュームを最小化
| 型式 |
商品名 |
仕様 |
| P400/MS |
P400マウンティングシステム |
仕様  |
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P400キャリブレーションキット
シリンジポンプの圧力センサー等の校正作業をユーザー自身で行うためのキットです。年1回の校正が推奨されています。
| 型式 |
商品名 |
| P400/CALKIT |
P400キャリブレーションキット
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ユーザーガイド
※ご注意:本ページに掲載の製品は、すべて研究・実験用です。
人・動物の診断あるいは治療等の臨床用途に使用することはできません。
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