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ResolveOMEシングルセル全ゲノム・トランスクリプトーム増幅キット 

ResolveOME ™ シングルセル全ゲノム・トランスクリプトーム増幅キット
同一のシングルセルから全ゲノムおよびトランスクリプトームの増幅が可能なキットです。
ResolveOMEキットは、画期的な全ゲノム増幅(WGA)技術であるPrimary Template-directed Amplification(PTA)と全転写物の逆転写、そして革新的なBaseJumper®計算ツールを組み合わせ、包括的なシングルセル・マルチオーム解析への道を開きます。ゲノムとmRNAトランスクリプトームをほぼ完全に網羅できるResolveOME キットは、ゲノムの変異データと転写情報のレイヤーを融合させることで、ドライバーの全体像をより完全に把握したり、細胞集団内のクローン不均一性の因果関係についてこれまで以上に詳細な情報を提供します。

全ゲノム増幅のみのアプリケーションにはResolveDNAをご利用ください。




特長

  • 一つの細胞から全ゲノムと全長mRNAトランスクリプトームライブラリが構築できます
  • 細胞分離からシーケンシングライブラリまで、一日で調製可能です
  • ResolveDNAと同じ品質のWGAパフォーマンスを示します:PTA法は従来のMultiple Displacement Amplification(MDA)法と比較して、増幅アーティファクトを減少させ、97%以上のゲノム増幅カバレッジを示し、アレルバランスを改善します

    resolve_OME_droplet_DNA_RNA_Seq_graphic

    ResolveOMEシングルセル全ゲノム・トランスクリプトーム増幅キットでアクセスできるデータの幅広さ:ドロップレットベースのDNA-seqや3’ RNA-seqと異なり、ResolveOMEのワークフローでは、ゲノム、mRNAトランスクリプトーム、タンパク質配列の変化による影響の推測を包括的な観点で解析することができます。ResolveOMEキットは、多くのモダリティ(セグメント数)をサポートし、通常、個々のモダリティにおいてより完全なカバレッジを提供します。ドロップレットベースの技術はスループットに優れますが、ResolveOMEキットはインプット細胞のかなり高い割合(3倍以上)からデータを得ることができます。データの目盛は、定量的、定性的な社内データと公表データより作成しました。

  • ResolveOME紹介動画 (3:18)


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パフォーマンス

ResolveOMEシングルセル全ゲノム・トランスクリプトームコアキットを用いて、NA12878のシングルセルから単離されたDNA(Table 1)およびRNA(Table 2)で得られたアッセイパフォーマンスデータ

ResolveOMEシングルセル全ゲノム・トランスクリプトームコアキットを用いて、NA12878のシングルセルから単離されたDNA(Table 1)およびRNA(Table 2)で得られたアッセイパフォーマンスデータ:
  • 全ゲノムおよび全長mRNAの網羅により、遺伝子発現と転写物構造におけるゲノム変異(すべての主要なバリアントクラス)の意義が明らかになり、構造、機能および活性に重大な影響を与える可能性のある推定タンパク質配列のわずかな変化を明らかにできます。
  • 同一の細胞からDNAとRNAを解析するための統一されたワークフローにより、ソース材料を分けたり、データセット間の解釈の必要性を排除します。
  • 全トランスクリプトーム・ワークフローは、ドロップレットベースのシングルセルRNAシーケンスに比べてRNA解析を強化し、全転写物のRNA-seq、スプライシングとアイソフォームの検出、遺伝子融合の検出を可能にします。


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ワークフロー

  • 単離した同一の細胞からmRNAの逆転写および全ゲノム増幅を連続で行います
  • 細胞分離からシーケンシングライブラリまで、一日で調製可能です
  • 対応サンプル
    新鮮/凍結の生細胞 哺乳類細胞
    その他のサンプルはご相談ください。

ResolveOMEワークフロー図
細胞の単離
細胞質の溶解後、オリゴdTプライマーを
用いたmRNAの逆転写
核の溶解
PTA法による全ゲノム増幅
cDNAとゲノムDNAの分離
cDNAの増幅
cDNA/DNAライブラリの調製
次世代シーケンシング
データ解析/解釈


※ResolveOMEシングルセル全ゲノム・トランスクリプトーム増幅コアキットには、「Reverse Transcription」から「cDNA/DNA Library Preparation」までのワークフローを実施するための試薬が含まれます。

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キット構成品

  • ResolveOME シングルセル全ゲノム・トランスクリプトーム増幅コアキット
    商品名 型式
    ResolveOME シングルセル全ゲノム・トランスクリプトーム増幅コアキット

    <構成品>
    100956

    <保管条件>
    ResolveOME Box 1, 96 Rxns 100768 -20℃ 
    ResolveOME Box 2, 96 Rxns 100973 -20℃
    Single Use Library AdapterーSet A、96 rxns 100940 -20℃
    Single Use Library AdapterーSet B、96 rxns 100941 -20℃
    ResolveOME Bead Purification Kit 100772 4℃  毒 
    ※ キット構成品単品での販売はございません


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テクニカルノート

『シングルセル生物学のマルチオームレイヤーを包括的に解析するResolveOMEプラットフォーム』
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BaseJumper® マルチオミクスデータ解析プラットフォーム

BaseJumperイメージ BaseJumperプラットフォームは、ResolveDNAあるいはResolveOMEで得られたデータのバイオインフォマティクス分析とインタラクティブな視覚化を大規模に実施するために設計されています。シングルセル全体のマルチオミクスデータの解析には、分子的特徴の相互作用を理解するための結果の整理とマッピングが必要です。BaseJumper は、計算から結果の解釈に時間をシフトさせ、スピードと使いやすさを提供します。

特長
  • 包括的なマルチオミクス解析プラットフォーム
    シングルセルマルチオミクスデータを単一のクラウドベースのプラットフォームで解析できます
  • コーディングの専門知識不要
    あらかじめ構築された業界標準のバイオインフォマティクス・ワークフローを活用し、大規模なデータセットの解釈を加速させます
  • フレキシブル
    異なる分析対象、シングルセルシーケンス技術、シーケンスプラットフォームで得られたマルチモーダルな解析をインポートし、統合します
  • 出版品質の図の生成
    一連の可視化アプリケーションは、エクスポート可能な形式でデータを表示します
  • 複雑なデータを意味のある生物学に分解
    潜在的なバイオマーカーを特定するために、何百万ものデータポイントを動的にフィルタリングします
  • 解析パイプライン
    • 二次解析
      DNA-QC, Whole Genome Sequencing, Whole Exome Sequencing, Expression
    • 三次解析
      Copy Number Variant (CNV), Structure Variant (SV), TMB, Variant Annotation, RNA Variant Calling
      など
  • BaseJumper紹介動画 (1:19)


テクニカルノート
『どこからでも可能な迅速なマルチオーム解析とインタラクティブな可視化』
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この製品のメーカー

  • BioSkryb Genomics, Inc.
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