Product

タンパク質サイジング・相互作用解析システム

Fluidity One Series

タンパク質サイジング・相互作用解析システム
Fluidic Analytics社製Fluidity Oneシリーズは、分子の流体力学的半径Rhの計測により、分子間/タンパク質間の結合親和性の計測に加え、複合体の化学量論(ストイキオメトリー)と立体構造に関する洞察を1つの装置で提供します。

水性および生物学的バッファー、血清や血漿などの複雑なバックグラウンドで24データポイントの同時計測が可能な、Fluidity One-Mモデルが新たに登場しました。

特長

  • ネイティブ状態に近い計測
    ターゲット分子をセンサーへ固層化する必要が無く、液相計測のためセンサー表面への非特異的結合によるアーティファクトも起こりません。

  • クルードサンプルの計測が可能
    クルードな溶解物や血漿などの生物学的混合物におけるタンパク質-タンパク質、タンパク質-DNA、
    タンパク質-脂質相互作用を研究します。

  • 解析困難なタンパク質にも対応
    溶液状態測定と高感度の組み合わせにより、膜タンパク質、多タンパク質複合体、天然変性タンパク質など、
    他のシステムでは解析の難しいタンパク質を研究できます。

  • クロスコンタミネーションを抑えるシングルユースのチップ
    シングルユースの使い捨てマイクロ流路チップにより、計測間のクロスコンタミネーションのリスクを最小限に抑え、クリーニングとセットアップの時間を短縮します。

  • 広いダイナミックレンジにより、nM~mM KDを決定

  • 微量のサンプルでの計測
    Fluidity One-W / One-W Serumでは1データポイントあたり5μL、
    Fluidity One-Mでは1データポイントあたり3.5μL*で計測可能
    * アプリケーションによる

  • Fluidity One-Mモデルでは24データポイント同時計測が可能
    Fluidity One-Mでは24データポイント同時計測を約35分*で実行。
    1度の実験で分子サイズ、KD、濃度、化学量論 (ストイキオメトリー) を決定。
    * アプリケーションによる

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計測原理

Fluidity Oneシリーズは、マイクロ流体チップ内の定常状態の層流下での
タンパク質の拡散速度を計測します。
これは、マイクロ流体拡散サイジング(MDS)として知られる手法です。

fluidity_One-W_workflow1
1. はじめに、蛍光タンパク質の流れ(ストリーム)は補助流の中に合流します。

fluidity_One-W_workflow2
2. これらのストリームは並行して流れます。対流混合がないため、サンプル中のタンパク質が補助流に移行できる唯一の方法は拡散によるものであり、その速度はタンパク質のサイズによって異なります。小さなタンパク質は急速に拡散し、大きなタンパク質と凝集はより遅くなります。

fluidity_One-W_workflow3
3. 最後に、ストリームが再分割され、この時点で拡散の程度が固定されます。
各ストリーム内のタンパク質の量は、ラベルからの蛍光によって決定されます。
2つのストリーム間の蛍光の比率は、タンパク質の流体力学的半径(Rh)を示します。

Fluidity Oneシリーズは、標識種のみが検出されるため、バッファーや細胞溶解物、生体液などのクルードな溶液中のタンパク質を測定できます。

fluidity_One-W_workflow4
4. 標識タンパク質と非標識結合パートナーの混合物を使用してテストを繰り返す場合、平均サイズの変化により、結合の程度を観察できます。標識タンパク質を含む種のみが検出および測定されます。

標識タンパク質に対して結合パートナーを滴定すると、結合曲線が得られ、KD値が自動的に生成されます。非結合タンパク質およびタンパク質複合体の流体力学的半径も計算されます。





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アプリケーション

  • タンパク質間のKD値の計測
  • タンパク質間の結合親和性の計測
  • タンパク質間の相互作用の化学量論(ストイキオメトリー)の計測
  • タンパク質複合体の化学量論と立体配座の推測
  • イムノアッセイ (抗体の検出、抗体の交差反応性の検出)
  • 抗原-抗体の親和性の計測
  • ウイルス中和アッセイ (ウイルス中和抗体を評価する細胞ベースのアッセイ) etc.


アプリケーション比較
Fluidity One-W Fluidity One-W Serum Fluidity One-M
アプリケーション 溶液中の分子サイズ、KD、濃度、 ストイキオメトリーの決定 生物学的バッファー系、血清・血漿のような複雑なバックグラウンド中の分子サイズ、KD、濃度、ストイキオメトリーの決定 生物学的バッファー系、血清・血漿のような複雑なバックグラウンド中の分子サイズ、KD、濃度、ストイキオメトリーの決定
アプリケーション
領域
タンパク質相互作用のメカニズム
(タンパク質-タンパク質、タンパク質-DNA、
タンパク質-脂質)
イムノアッセイ ・イムノアッセイ
・タンパク質相互作用のメカニズム
(タンパク質-タンパク質、タンパク質-DNA、
タンパク質-脂質)
アプリケーション例 天然変性タンパク質、GPCR (Gタンパク質共役受容体)、脂質、ナノディスク、SMALPs 抗体のプロファイリング ・抗体のプロファイリング
・天然変性タンパク質、GPCR (Gタンパク質共役受容体)、脂質、ナノディスク、SMALPs
サンプルタイプ 精製タンパク質 血清、血漿、細胞培養液/上清 ・血清、血漿、細胞培養液/上清
・精製タンパク質


アプリケーション事例

    タンパク質とアプタマーとの相互作用
application1
Fluidity One-Wは、マイクロ流体拡散サイジング(MDS)を使用し、タンパク質相互作用の結合親和性(KD)および流体力学的半径(Rh)を計算できます。セリンプロテアーゼトロンビンは、事前にラベル付けされた2つの抗トロンビンアプタマー、HD22およびTBAに対して滴定されました。各アプタマーはトロンビンの異なるエピトープに結合します。これらの相互作用は、以前に十分に特徴づけられていました。 各アプタマー-タンパク質複合体の結合親和性、および各複合体とアプタマーの流体力学的半径が特定され、以前に報告された値とよく一致していました。

Fluidic Analytics社 Application Note “Determination of KD of aptamer protein interactions by microfluidic diffusional sizing” から引用

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    複雑なバックグランドでのタンパク質間相互作用の研究
application2
Fluidity One-Wは、未精製の生物学的バックグラウンドでのタンパク質相互作用を研究できるため、精製にかかる時間を節約できるだけでなく、本来の条件でのより困難な相互作用の研究も可能です。このグラフは、0.05% Tween 20を含むリン酸緩衝液 (PBS-T) およびFreeStyle™293 発現培地におけるプロテインA (SpA) と免疫グロブリンG (IgG) 抗体の相互作用を比較しています。 各溶液間で結合親和性または流体力学的半径に有意な差がないことを示しています。

Fluidic Analytics社 Application Note “Measuring the binding affinity of protein-protein interactions in simple and complex backgrounds” から引用

メーカープレゼンテーション(約10分間、英語、2020/5/14実施Webinar)
Quantifying the stoichiometry and binding affinity of protein–protein interactions in simple and complex backgrounds 


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    タンパク質複合体のストイキオメトリーの特徴付け
application3
Fluidity One-Wは、相互作用の結合親和性(KD)を計算するプロセスで、非結合標識種と複合体の両方の流体力学的半径(Rh)を提供します。流体力学的半径を使用して、タンパク質複合体の化学量論と溶液中の全体的な立体配座を推測できます。先のモデルでは、PyMOLを使用してSpA-IgG複合体を1:1、1:2、1:3の結合比でレンダリングしました。赤いリボンはSpAを表し、青いリボンはIgGを表します。これらのモデルを使用して、3つの仮想Rh値(赤いバー)が計算されました。これらの値は、Fluidity One-W で実験的に測定されたRhと、100 nMで3回繰り返して比較されました(青いバー)。モデルの最小の不確実性を示すために、予測されるRh値の10%のエラーバーが追加されました。Fluidity One-WのMDS分析によって得られた実験的Rhは、1:3 SpA-IgG複合体の仮想Rhと一致します。

Fluidic Analytics社 Application Note “Quantifying the stoichiometry of protein–protein interactions” から引用

メーカープレゼンテーション(約10分間、英語、2020/5/14実施Webinar)
Quantifying the stoichiometry and binding affinity of protein–protein interactions in simple and complex backgrounds 


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    PD-1 / PD-L1相互作用の親和性 - SPR、MST、ITC、およびMDSの比較
application4
PD-1 / PD-L1の結合親和性を、Fluidity One-Wのマイクロ流体拡散サイジング(MDS)によって決定しました。結合していないPD-1、結合していないPD-L1、およびPD-1 / PD-L1複合体の絶対サイズ(流体力学的半径Rh)をFluidity One-Wで計測し、相互作用の化学量論を推定しました。グラフは、非標識PD-L1の一定濃度のAlexa Fluor488標識PD-1への添加により得られた平衡結合曲線を示しています。 ここから、PD-1 / PD-L1相互作用のKDは4μMと決定されました。 この結果は他の生物物理学的方法を使用して得られた文献データとよく一致します(Table)。

Fluidic Analytics社 Application Note “Affinity of PD-1/PD-L1 interaction—a comparison between SPR, MST, ITC and MDS” から引用

メーカープレゼンテーション(10分間、英語、2020/4/21公開)


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    マイクロ流体拡散サイジングによるSMALP-ナノディスク形成のモニタリング
ナノディスクは、機能および構造研究のために膜タンパク質を安定させることに広く使われている、脂質二重層のディスク形の小片です。ナノディスクを作成する一般的な方法は、スチレン-マレイン酸コポリマー (SMAs) を無傷の細胞膜に追加することに基づき、これによりSMA-脂質粒子として知られているナノディスクを自発的に生じさせます。
マイクロ流体拡散サイジング (MDS) は、埋め込み膜タンパク質の特性評価において重要なパラメータとなり得るスチレン-マレイン酸脂質粒子 (SMALP) サイズを、SMA-to-lipid 比がどのように制御するのかを示します。さらにMDSは、ナノディスクのサイズだけでなく、同一のサンプルを用いてタンパク質複合体形成を測定する機会も提供します。

application5-1
Figure 1:蛍光標識したSMALPナノディスク (Rh範囲5-20nm) と比較した、蛍光標識した無傷の大型単層小胞 (Large Unilamellar Vesicles; LUVs) (Rh範囲50-60 nm、DLSに基づく) の蛍光トレース。A) POPCとTopFluor PC (1 mol%) からなる無傷のLUVsは、50μMの総脂質濃度において測定された。B) ナノディスクのために、50μMの脂質 (最初はLUVsの中に存在) を35μMの終濃度になるようにSMAと混合した。

application5-2
Figure 2:拡散していない、および拡散したチャネルの蛍光強度の比率。蛍光標識したLUVsからのSMALPナノディスク形成のシグナル比 (Signal Ratio;SR=Fdiffused/Fundiffused) と流体力学半径 (Rh)。それぞれのSRとRhは、25μM (ひし形)、50μM (三角形) または100μM (正方形) の総脂質濃度を持つLUVsとSMAとを混合した3つの独立した実験を示す。赤と青の破線はガイドである。グレーの点線は、reference 2から取った31P NMRに基づく完全な小胞の可溶化 (ナノディスクだけが存在する) の点を示す。

Fluidic Analytics社 Application Note “Monitoring of SMALP-nanodisc formation by microfluidic diffusional sizing” から引用

メーカープレゼンテーション(約10分間、英語、2020/5/28実施Webinar)
Monitoring of SMALP-nanodisc formation by microfluidic diffusional sizing 


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    ⾎清中のSARS-CoV-2抗体の正確な親和性のプロファイリング
application6-1
application6-2
SARS-CoV-2に対する免疫応答の特性を正確に評価する能⼒は、現在のCOVID-19の世界的流⾏の統制に不可⽋です。⾎清のような複雑な混合物の中で⽣理的に適切な条件下で抗体親和性を測定することは、患者およびワクチン接種を受けた⼈における免疫応答と予防⼿段の理解を進めるために極めて重要です。Fluidity One-W Serumは、⾎清中で直接的にSARS-CoV-2スパイクタンパク質の受容体結合領域 (receptor binding domain; RBD) に対する抗スパイクS1抗体の結合親和性を測定し、特性を評価することができます。

抗スパイクS1抗体のSARS-CoV-2 スパイクタンパク質RBDに対する結合親和性を評価するために、この抗体を、⼀定濃度 (20nM) のAlexa Fluor 647標識した組み換え発現RBDに対して、PBSまたは血清中で滴定しました。バックグラウンド減算後の結合曲線 (Figure)が示すように、サンプル中の⾎清が⾼濃度(⾎清濃度91〜97%の間で変動)であるにも関わらず、この相互作⽤について決定されたKD値はPBSにおける値と整合していました。

Fluidic Analytics社Application Note “Accurate affinity profiling of a SARS-CoV-2 antibody in serum” から引用

メーカープレゼンテーション(約10分間、英語、2020/7実施Webinar)
COVID-19: Comprehensive Profiling of SARS-CoV-2 Antibodies - All antibodies are not created equal 


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    薬剤により誘導されるタンパク質複合体のin-solution アフィニティ測定
ラパマイシンによって誘導されるFKBP12とmTORのタンパク質複合体形成の特性を、表⾯ベースの技術による制限を克服したin-solutionアッセイを⽤いて評価しました。このアプローチにより、タンパク質複合体のアフィニティ (KD) とストイキオメトリーを決定することができました。このアッセイは、他の⽅法では特性評価が難しい多タンパク質複合体の研究のために、他のタンパク質ターゲットにも容易に採⽤できます。

application7-1
Figure 1. ラパマイシンを介したFKBP12-FITCのFRBへの結合。 Fluidity One-Wを⽤いると、タンパク質複合体のストイキオメトリーをサイズに基づいて推測することができる。そのために、FKBP12/FRB複合体のRhの実験値とRhの予測値を⽐較する。Rhの予測値は、Fluidic Analytics社のウェブサイトにあるHydrodynamic radius converter から得られたもので、FKBP12 (14.6kDa) とFRB (14.7kDa) の個々の分⼦量を利⽤する。Fig.2に⽰すように、FKBP12とFRBの結合ストイキオメトリーが1:1の場合 (すなわち29.3kDaの複合体) に予測されたRhは、測定されたRhと⾮常によく⼀致する。

application7-2
Figure 2. ラパマイシン存在下でのFKBP12とFRBの結合ストイキオメトリーは1:1であることを確認した。1:1複合体のRhの予測は、FKBP12とFRBのそれぞれ14.6kDa、14.7kDaの公称分⼦量に基づいており、結果として29.3kDaの複合体になる。この複合体の公称分⼦量をFluidic Analytics社のウェブサイトにある Hydrodynamic radius converter に⼊⼒し、予測Rhを取得した。タンパク質複合体のRhに対するラパマイシン (0.9 kDa) の寄与は、この⽅法の誤差範囲内である。

Fluidic Analytics社Application Note “In-Solution Affinity Measurement of a Drug-Induced Protein Complex” から引用

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    SARS-CoV-1およびSARS-CoV-2に対する抗体の交差反応性の評価
交差反応の可能性がある抗体の免疫応答を定量化するために、マイクロ流体抗体アフィニティ・プロファイリング (microfluidic antibody-affinity profiling; MAAP) を⽤いて、組換え抗SARSCoV-1抗体と抗SARS-CoV-2抗体の、SARS-CoV-1およびSARS-CoV-2のスパイクS1タンパク質に対する結合アフィニティを⽐較しました。⾎清のような複雑なバックグラウンドでも、異なるウイルス変異株に対する抗体の交差反応性の程度を迅速に定量化することにより、このアプローチがCOVID-19の治療のために既存の治療⽤抗体を再利用したり、SARS-CoV-2の新たな突然変異体のエピトープの変化に対するワクチンの有効性をモニターするために利用できることを⽰します。

CR3022 (抗SARS-CoV-1) およびAS35 (抗SARS-CoV-2) 中和抗体のSARS-CoV-1およびSARS-CoV-2スパイクS1タンパク質に対する交差反応性は、それぞれの抗体を⼀定濃度 (10nM) のAlexa FluorTM647標識SARS-CoV-1またはSARS-CoV-2スパイクS1タンパク質に対して滴定することによって決定しました。

application8-1-a
application8-1-b
Figure 1︓(A) CR3022および (B) AS35のSARS-CoV-2 (⾚) およびSARS-CoV-1 (⻘) のスパイクS1サブユニットに対する平衡結合曲線。測定はtriplicateに⾏った。KDは式1を用いた⾮線形最⼩⼆乗法フィッティングにより決定した。CR3022のSARS-CoV-1スパイクS1に対する2つの結合曲線の解析には、以下に共有するパラメータを用いたグローバルフィットを適⽤しました:Rh,free、Rh,complex、stoichiometry、KD

application8-2
Figure 2︓CR3022 (抗SARS-CoV-1) およびAS35 (抗SARS-CoV-2) のSARS-CoV-1およびSARS-CoV-2のスパイクS1サブユニットに対する交差反応性。

Fluidic Analytics社Application Note “Assessing Cross-Reactivity of Antibodies Against SARS-CoV-1 and SARS-CoV-2 by Microfluidic Antibody-Affinity Profiling” から引用

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オンデマンドWebinar


 

タイトル マイクロ流体拡散サイジング法を用いた感染症に対する免疫応答の特性解析
演者 齊藤 拓哉 (プライムテック株式会社 研究支援部)
実施日 2021年9月22日(水) 16:00 JST ~
概要 抗原抗体反応に代表される生体分子間の相互作用解析には、表面プラズモン共鳴法(SPR)や等温滴定型カロリメトリー(ITC)をはじめとしたさまざまな手法が用いられています。分子間相互作用については、近年ではいくつかの手法を用いて得られた結果から総合的に評価することが求められるケースが増加しています。

本ウェビナーでは感染症、特にCOVID-19への応用事例をマイクロ流体拡散サイジング法(MDS)と共にご紹介いたします。マイクロ流体拡散サイジング法(MDS)は固相化を行わなず、溶液中フリーの状態で相互作用測定が可能な新規測定技術です。

MDS法により分子の流体力学的半径Rhを測定する装置で、より生体内に近い状態で、血清内の分子のサイズ変化(Rh値の変化)から分子間/タンパク質間の結合親和性を測定することが可能なFluidic Analytics社製Fluidity One-W/One-W Serumの概要もご紹介させていただきます。
視聴リンク  https://vimeo.com/611530834/907e441612
動画長さ 約36分

 

タイトル Measuring What Really Matters:
Safe, Rapid and Variant-Specific Affinity-Based Virus-Neutralization Assays

本当に重要なことの測定:
安全で迅速かつバリアント固有のアフィニティーベースのウイルス中和アッセイ
演者 Sebastian Fiedler (PhD)
Lead Application Scientist – Life Sciences, Fluidic Analytics
実施日 2021年2月26日 (金) 24:00 (2/27(土)0:00am) JST ~
概要 より伝染性の高いSARS-CoV-2変異体の出現と、ワクチンの有効性に対するこれらの変異の影響に関する懸念が、SARS-CoV-2に対する体液性免疫応答を理解することの極めて重要なことを浮き彫りにしました。しかし、活動性感染を検出するための迅速検査の開発が進んだにもかかわらず、イムノアッセイは、感染またはワクチン接種後の抗体媒介免疫の機能的理解の確立に向けて限られた進歩しか遂げていません。

この情報を取得する際の主な障害は、中和抗体がSARS-CoV-2の宿主細胞への結合を妨げる分子相互作用を定量的にプロファイルするツールがないことでした。

私たちのウェビナーでは、これらのタンパク質相互作用の定量化に基づいており、SARS-CoV-2スパイクタンパク質に対する抗体の親和性、濃度、および中和能を血清中で直接測定することにより、ゴールドスタンダードの細胞ベースの中和アッセイと同等の機能的洞察を提供する新しいタイプの迅速アッセイを紹介します。
トピックス
  • タンパク質相互作用に関する定量的情報がSARS-CoV-2に対する免疫応答の効力に関する実用的な洞察を提供するために重要である理由
  • 「ゴールドスタンダード」の細胞ベースのウイルス中和テストの欠点が何か。また、安全で迅速かつ使いやすいテストが必要な理由について
  • 血清中のSARS-CoV-2に対する免疫応答を迅速に評価するために、Fluidic社の技術がどのように独自の位置付けにあるか
  • Fluidic社の新しい親和性ベースのウイルス中和アッセイが、新しいワクチンと治療用抗体の開発、機能的免疫とワクチンエスケープを追跡するための新しいプロセスの調査、および回復性血漿療法のためのドナー選択の改善に関する研究をどのようにサポートできるか

視聴リンク  https://www.fluidic.com/resources/measuring-what-really-matters/?utm_campaign=COVID-19
動画長さ 約27分

 

タイトル All antibodies are NOT created equal: Comprehensive profiling of SARS-CoV-2 antibodies
すべての抗体は同等に作成されない:SARS-CoV-2抗体の包括的なプロファイリング

演者 Tuomas Knowles教授(ケンブリッジ大学)
Fluidic Analytics社創設者兼最高科学責任者(CSO)

実施日 2020年9月25日 (金) 24:00~25:00 JST (1時間)
概要 効果的な免疫をもたらす抗体を検出することは、SARS-CoV-2に対する患者の免疫応答を理解するために非常に重要です。 特に、免疫システムのウイルス中和能力を定量化する能力は、適切なワクチンや回復期の血漿療法などの抗体ベースの治療法の開発をサポートする鍵となります。

この講演では、新しいマイクロ流体液中イムノアッセイプラットフォームを使用して、COVID-19患者の免疫応答を評価する取り組みについて概説します。 この新しいアプローチにより、これらの患者の最小希釈血清で直接、SARS-CoV-2抗体を包括的にプロファイルすることができました。
トピックス
  • ELISAテストなどの標準的なイムノアッセイの欠点を理解する
  • アフィニティベースの抗体プロファイリングは、SARS-CoV-2に対する免疫応答を包括的に理解するための鍵であることを理解する
  • 新しい液中イムノアッセイプラットフォームを使用して、COVID-19患者の免疫応答を最小希釈血清で直接評価する機能について学ぶ
  • COVID-19との戦いで科学者がこのテクノロジーをどのように活用できるかを理解する
視聴リンク  https://events.streamgo.co.uk/selectscience-all-antibodies-are-not-created-equal/register?redirect=%2Fselectscience-all-antibodies-are-not-created-equal

お名前・ご連絡先等の入力をしていただくと視聴できます。


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消耗品・関連品

  • Fluidity One-W / Fluidity One-W Serum用消耗品セット
    Fluidity One-W / Fluidity One-W Serum での計測に必要な
    マイクロ流路チップと試薬カートリッジのセットです。

    型式 製品名 入数
    チップマイクロ流路 試薬カートリッジ
    箱数 合計チップ数
    (1箱:24)
    F1W0002 Fluidity One-W用消耗品-Sセット(チップ4箱) 4 96 1
    F1W0003 Fluidity One-W用消耗品-Mセット(チップ12箱) 12 288 3
    chips cartridge
    マイクロ流路チップ 試薬カートリッジ


  • Fluidity One-M用チップ
    Fluidity One-M専用のチップ。
    1枚で24データポイントの同時計測が可能です。(入数:8枚/1箱)

  • amine503Fluidiphore rapid amine 503ラベリングキット
    わずか30分のインキュベーション時間、サンプル精製が不要な、Fluidity One-W用タンパク質蛍光標識キットです。アミン反応性の蛍光ラベルによって、結合させたサンプルの503nmにおける吸収を可能にし、Fluidity One-Wでの計測に適応させます。

    型式 製品名
    L00487 Fluidiphore rapid amine 503ラベリングキット


  • Hydrodynamic Radius Calculator

    分子量(kDa)と流体力学半径(nm)の理論上の数値の関係を計算するコンバーターをご利用いただけます。
    https://www.fluidic.com/resources/Toolkit/hydrodynamic-radius-Converter/ 



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仕様

 タンパク質サイジング・相互作用解析システム
   Fluidity One W
(型式:F1W0001) / Fluidity One-W Serum (型式:F1W0001-SRM) /Fluidity One-M

Fluidity One-W Fluidity One-W Serum Fluidity One-M
fluidity one-w fluidity one-w serum fluidity one-m
 計測仕様
  検出 蛍光
計測レンジ
(流体力学的半径)
1 – 20 nm
計測レンジ
(分子量)
1.4 kDa – 14 MDa
計測誤差 
+/- 10%
精度 CV CV < 10%
感度レンジ
1 nM – 1 µM
Alexa Fluor 488
1 nM – 1 µM
Alexa Fluor 647
100 pM – 10 µM
Alexa Fluor 488

100 pM – 10 µM
Alexa Fluor 647
 動作仕様
  タンパク質のKD決定に必要なサンプル量 60 – 100 µL 50 – 80 µL
データポイントあたりのサンプル量 5 µL 3.5 µL
(アプリケーションによる)
計測時間 小タンパク質とペプチド:8分 (1データポイント)
大きなタンパク質:14分 (1データポイント)
35分 (24データポイント)
ランごとのデータポイント数 1 24
バッファー互換性 水性バッファー ・血清や血漿のようなクルードで複雑なバックグラウンド
・TRIS、HEPES、PBS、NaCl、KCl、TWEEN、DMSO、DMFなどの成分を含む水性および生物学的バッファー
蛍光標識互換性 Alexa Fluor 488 と同等物 (GFP、FITC)、Fluidiphore rapid amine 503 Alexa Fluor 647 と同等物 (RFP、Cy5) Alexa Fluor 488 と同等物 (GFP、FITC)、Fluidiphore rapid amine 503、Alexa Fluor 647 と同等物 (RFP、Cy5)
データエクスポート形式 CSV、JSON CSV
データエクスポート USB大容量ストレージデバイス、Fluidity Cloud
 装置寸法・重量・電源仕様
  寸法 40 x 40 x 43 cm 43.2 x 66.6 x 48.9 cm
(Drawer Out)
重量 15 kg 35 kg
電源仕様 100 - 240VAC・50 - 60Hz
動作環境 5 ~ 40℃ 5 ~ 30℃
温度設定 室温 25℃ (オプション)


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References

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