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実験動物用 圧-容積(P-V)計測カテーテルシステム

心血管領域

マウスラットウサギイヌサル

実験動物用 圧-容積(P-V)計測カテーテルシステム

従来法よりも正確なP-Vループ計測が可能に!


米国トランソニック・サイセンス社のADVantage™技術を採用した圧-容積計測カテーテルシステムは、従来のコンダクタンス法に比べ、より簡便・迅速に、かつ、より正確に実験動物のP-Vループ計測を行うことが可能です。

ADVantage™システムは、従来のコンダクタンス法で問題であった、並列コンダクタンス(心筋成分)の課題とP-Vカテーテルにより作られる電場の非均一性の課題を解決し、より簡便・迅速に、より正確な結果を得るために開発されました。


 ADvantage™技術の特長

アドミタンス計測用の専用P-Vカテーテルと心筋表面プローブ(※小動物の場合使用)を利用し、アドミタンス(|Y|)・位相角(θ)・心筋の電気特性(導電率Gm・電気容量Cm)を計測します。

約20KHzの周波数帯において、血液は完全に抵抗性であり計測できる電気容量がないのに対し、心筋は、電気容量(キャパシタンス)・レジスタンスの両方を計測可能であるという特性を利用し、 心筋の虚数特性である電気容量を計測します。従来法では、この特性は考慮されていませんでした。

これにより、実測した値から並列コンダクタンスをリアルタイム演算・除去することが可能となります。また、容積算出の為に用いる方程式を改め、非均一な電場を補正するために、一定の係数を用いるのではなく、一回拍出量(SV)から求めた値を使用することで、従来法よりも正確な計測を実現します。

◆従来法よりも正確に心室容積を算出可能:
並列コンダクタンス(心筋コンダクタンス・心筋キャパシタンス)を実際に計測し、リアルタイムに演算、差引きます。
◆改良された容積値の算出方程式(Wei’s Low):
電場係数(γ)をSV(一回拍出量)より求め、左室内の電場分布(電界の不均一性)を補正するため、従来のBaan’s Lowを用いた計算よりもより正確な結果を得られます。
◆カテーテル位置のフィードバック:
専用P-Vカテーテルは、位相角もリアルタイム計測するため、計測精度を左右する、カテーテルの留置位置を知ることができ、適切な配置へと調整することが可能です。

■ ADVantage™技術により得られるベネフィット
・絶対的な心室容積のリアルタイム計測が可能
・並列コンダクタンスを補正するための高張生理食塩水ボーラス注入が不要
・容積キュベットを用いたキャリブレーションが不要
・取得データの後処理補正が不要
・より信頼性が高く、再現可能なデータの取得、標準偏差の低減。
・より短い時間でより精度の高い試験を実現。
・実験動物使用数の低減
・より迅速な論文投稿を促進!

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 可変セグメントカテーテルの特長

トランソニック・サイセンス社のADVantage™システムでは、可変セグメントカテーテルを利用した計測を行うことができます。
可変セグメントカテーテルは、圧センサーの近位に位置する一連のボリューム電極を持っており、異なる大きさの心臓を計測する際、使用するセグメント長(S1、S2、S3、S4)を選択可能です。(右図)

正確なP-Vデータを得るには、使用するカテーテルが、計測する心室に対して適合している必要があります。
大動物での実験や、心機能不全モデルでの実験では、心室のDimensionが有意に変動します。可変セグメントカテーテルは、心室内のカテーテルを適切に適合・配置させることが可能で、正確で一貫性のあるデータ取得を実現します。
また、使用するセグメントの切替えもボタンひとつで行え、迅速にデータの変化を確認することができます。

異なる長軸距離を持つ左室における、可変セグメントカテーテルの配置イメージ。
※可変セグメントカテーテルは1.2F~7.0Fサイズの範囲で選択可能です。

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 算出可能パラメータ例

略号 パラメータ項目
HR Heart Rate
Pmax Maximum Pressure
Pmin Minimum Pressure
Pdev Developed Pressure
ESP End-Systolic Pressure
EDP End-Diastolic Pressure
Vmax Maximum Volume
Vmin Minimum Volume
ESV End-Systolic Volume
EDV End-Diastolic Volume
SV Stroke Volume
CO Cardiac Output
CI Contractility Index
EF Ejection Fraction
dP/dt max Maximum dP/dt
dP/dt min Minimum dP/dt
dV/dt max Maximum dV/dt
dV/dt min Minimum dV/dt
SW Stroke Work
Ea Arterial Elastance
PRSW Preload Recruitable Stroke Work
ESPVR End-Systolic P-V Relationship
EDPVR End-Diastolic P-V Relationship
PVA Pressure-Volume Area
E(t) Time Varying Maximal Elastance
Ees End-Systolic Elastance
Tau Time Contrast of Isovolumic Relaxation
※算出可能なパラメータの種類は、お使いになる解析システムの機能により異なります。



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 製品ラインナップ

■ ADVantage P-Vコントロールボックス(v5.0)  (型式:FY097B)
Admittance後処理補正用ADVOLソフトウェアが標準付属します。
iWorx社製データ取得解析システムLabScribe2 P-V解析ソフトウェアと共に使用される場合は、ADVOLソフトウェアをお使いいただくと手順が簡便化されます。

■ FY097B用ケーブルパック (型式:CablePack(FY097B/P-V))
ケーブルパック構成品:XP電源[FS-PCM50UT04]x1個、電源コード[FC-PCJP2]x1本、HDMIカテーテルケーブル(10FT/3m長)[FC-HDMI-V3]x2本、SubD-BNCケーブル(5FT/1.5m長/黒)[FC-SUBD-BNC-V2]x1本、BNCジャック-BNCジャックアダプタ[FC-BNC-BNC-ADPT]x5個

■ モジュール
商品名 型式
ADVantage アドミタンスVモジュール (小動物) FY-RMOD
ADVantage アドミタンスVモジュール (大動物) FY-LMOD
※コントロールボックス本体内にインストールされた状態でご提供いたします。

■ キャリブレーション用校正プローブ
商品名 型式
ADVantageP-V用校正プローブ(S) FM-1287-1H
ADVantageP-V用校正プローブ(M) FM-1987-1H
※使用するカテーテルのサイズが3.5Fr以上の場合は、アドミタンスVモジュールは大動物用を、
   校正プローブはMサイズを選択してください。

■ サポートツール
商品名 型式
ADVantageRodent手術手技ビデオ FVID-ADV

■ ADVantage圧-容積(P-V)計測カテーテル(1ch・小動物用・シングル)
商品名 型式
P-Vカテーテル(1.2Fr/マウス)3.5mm間隔 FTH-1212B-3518
P-Vカテーテル(1.2Fr/マウス)4.0mm間隔 FTH-1212B-4018
P-Vカテーテル(1.2Fr/マウス)4.5mm間隔 FTH-1212B-4518
P-Vカテーテル(1.9Fr/ラット)6.0mm間隔 FTH-1912B-6018
P-Vカテーテル(1.9Fr/ラット)8.0mm間隔 FTH-1912B-8018


■ ADVantage圧-容積(P-V)計測カテーテル(可変セグメント・シングル)
商品名 電極間隔(mm) 型式
P-Vカテーテル(可変セグメント/1.2Fr/マウス) 05/06/07/08 FTH-1218B-E418
P-Vカテーテル(可変セグメント/1.9Fr/ラット-小) 06/08/10/12 FTH-1918B-E118
P-Vカテーテル(可変セグメント/1.9Fr/ラット-中) 08/10/12/14 FTH-1918B-E218
P-Vカテーテル(可変セグメント/1.9Fr/ラット-大) 08/11/14/17 FTH-1918B-E318
P-Vカテーテル(可変セグメント/3.5Fr/ウサギ-中) 08/11/14/17 FTH-3518B-E224
P-Vカテーテル(可変セグメント/3.5Fr/ウサギ-大) 11/14/17/20 FTH-3518B-E324
P-Vカテーテル(可変セグメント/5Fr/ピッグ/穴無-小) 20/30/40/50 FDH-5018B-E245B
P-Vカテーテル(可変セグメント/5Fr/ストレート/穴無-小) 20/30/40/50 FDH-5018B-E245D
P-Vカテーテル(可変セグメント/5Fr/ピッグ/穴無-中) 35/45/55/65 FDH-5018B-E345B
P-Vカテーテル(可変セグメント/5Fr/ストレート/穴無-中) 35/45/55/65 FDH-5018B-E345D
P-Vカテーテル(可変セグメント/5Fr/ピッグ/穴無-大1) 50/60/70/80 FDH-5018B-E445B
P-Vカテーテル(可変セグメント/5Fr/ストレート/穴無-大1) 50/60/70/80 FDH-5018B-E445D
P-Vカテーテル(可変セグメント/5Fr/ピッグ/穴無-大2) 70/80/90/100 FDH-5018B-E545B
P-Vカテーテル(可変セグメント/5Fr/ストレート/穴無-大2) 70/80/90/100 FDH-5018B-E545D
P-Vカテーテル(可変セグメント/7Fr/ピッグ/穴有-小) 30/40/50/60 FDH-7018B-E245A
P-Vカテーテル(可変セグメント/7Fr/ピッグ/穴有-中) 50/60/70/80 FDH-7018B-E345A
P-Vカテーテル(可変セグメント/7Fr/ピッグ/穴有-大) 70/80/90/100 FDH-7018B-E445A

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オンデマンドWebinar



トランソニック・サイセンス社では、ライフサイエンスの過去実施ウェビナーを公開しています。
各プレゼンの画像をクリックすると、視聴サイトが開きます。
メールアドレスを入力すると視聴いただけます。


The Potential of Cardiac Function to Enhance the Machine Learning of Coronary Microvascular Disease
冠状動脈微小血管疾患の機械学習を強化する心臓機能の可能性

冠状動脈微小血管疾患(CMD:Coronary microvascular disease )は、小さな冠状血管の異常な機能と構造であり、心臓病の症状の根底にあると考えられています。

CMDの直接診断はとらえどころのないままであり、一連の間接的な評価に依存しています。
冠状動脈の血流パターンには、機械学習でCMDを正確かつ直接評価できる新しい機能が含まれている可能性があります。

トラスク博士と彼のチームは、CMDの予測精度を高めるために、心機能の包括的な測定を含む他の同時心血管測定とともに冠状動脈の流れのパターンの能力をテストしてきました。

研究に含まれる関連するマウスの測定値:
  • 左心室PVループ
  • 大動脈圧
  • 冠状動脈血流(ドップラー心エコー検査)


Part I: Heart Rate Control by Ivabradine or Esmolol in Septic Shock:
Insights from a Large Animal Model

パートI:敗血症性ショックにおけるイバブラジンまたはエスモロールによる心拍数制御:
大型動物モデルからの洞察

アントワーヌ・ヘルパン博士による発表で、敗血症性ショック、心拍数制御の重要性、およびこの研究で使用されたモデルと機器について紹介されています。


Part II: Heart Rate Control by Ivadradine or Esmolol in Septic Shock:
Insights from a Large Animal Model

パートII:敗血症性ショックにおけるイバドラジンまたはエスモロールによる心拍数制御:
大型動物モデルからの洞察

アントワーヌ・ヘルパン博士によって提示されたパートIのフォローアップ。 駆動圧力と心筋酸素バランスを見ます。


Characterization of Swine Models of Pulmonary Hypertension
肺高血圧症のブタモデルの特性評価

Daphne Merkus博士は、慢性的な計測機器を使用し、2種類のブタ肺高血圧症モデルを作成するための彼女の方法論を共有します。


Bi-ventricular Pressure-Volume Loops - Open and Closed Chest Approaches
両心室圧-容積ループ-開胸および閉胸アプローチ

Mads Dam Lyhne 博士とNiels Moeslund博士による発表で、臨床状況に非常に似ている2つの動物モデルに焦点を当て、両方の心室からの同時心室圧および容積データを使用して収集されたデータが含まれます。


Effective Arterial Elastance: Assessing Changes in Vascular Properties During Exercise
効果的な動脈エラスタンス:運動中の血管特性の変化の評価

Joseph Mannozzi博士が、安静時、運動時、および心不全の誘発前後の交感神経活性化を伴う運動中の有効動脈エラスタンスの変化について説明します。


Right Ventricle PV Loops for Studying Pulmonary Hypertension - A Closed Chest Approach
肺高血圧症を研究するための右心室PVループ-閉胸アプローチ

Francois Potus博士が、げっ歯類でのRVカテーテル法の技術を共有し、PVループが肺動脈性肺高血圧症の研究にどのように役立つかを探ります。


Impact of Spinal Cord Injury on the Cardiovascular System - Insights from PV Loops
脊髄損傷が心血管系に及ぼす影響-PVループからの洞察

ブリティッシュコロンビア大学のクリストファーウェスト博士が、脊髄損傷が心血管系に与える影響について論じ、このタイプの損傷ではめったに考慮されない心血管の犠牲を明らかにしています。


Hemodynamic Assessment Series by Transonic -- Part 1: PV Loop Case Study.
トランソニック社による血行力学的評価シリーズ-パート1:P-Vループのケーススタディ

圧-容積ループと、拍動する心臓からこれらの測定値を記録するためにさまざまな技術を使用する方法に関する包括的なウェビナーです。


Best-Practices to Achieve Quality PV Loop Data
高品質のP-Vループデータを実現するためのベストプラクティス

より良い結果を開発するために、10年以上P-Vループ研究コミュニティと協力してきた経験と、幅広い種・研究モデルにわたるP-Vループデータの収集・公表によってコネクニー博士が得た知識体系からの洞察について話されています。


Best Practices to Achieve Quality Pressure-Volume Loop Data in Large Animal Models.
大動物モデルで高品質のP-Vループデータを実現するためのベストプラクティス

トランソニック社FilipKonecny博士と、Wisconisn大学のTimHacker博士による発表です。アドミタンス・ベースの技術を利用し、大動物モデルでのP-Vループ研究のために見いだされたベストプラクティスを確認します。



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  • Transonic Scisense Inc.
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