LGC Biosearch Technologies社製では、合成オリゴヌクレオチドの5'末端や内部にクエンチャーや蛍光色素標識を行う場合にご使用いただけるアミダイトを多数取り揃えております。
BHQ アミダイト
LGC Biosearch Technologies 社は、様々な蛍光波長に対する吸光範囲を持つブラックホールクエンチャー (BHQ)と、これらに対応したオリジナルの蛍光色素であるCAL Fluor
®、Quasar
® シリーズを開発してきました。
BHQは、自家蛍光のない高効率なダーククエンチャーです。紫外から近赤外までの蛍光波長を持つレポーター蛍光色素と共に、高いS/N比のプローブを作ることができます。
LGC Biosearch Technologies 社製のBHQ アミダイトは、オリゴヌクレオチド5’ 末端のBHQ標識に用いることができます。5’ 末端にDMT (ジメトキシトリチル) 保護基を含むものはオリゴヌクレオチド内部のBHQ標識およびDMT-ONカートリッジでの精製にもご使用いただけます。
クエンチング範囲: | BHQ-1: 480-580 nm BHQ-2: 560-670 nm BHQ-3: 620-730 nm |
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製品名 | 説明 |
BHQ-1 DMT アミダイト | DMT保護基含む |
BHQ-1 アミダイト | DMT保護基を含まない
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BHQ-1 dTリンカーアミダイト | DMT保護基を含む |
BHQ-2 DMT アミダイト | DMT保護基を含む |
BHQ-2 アミダイト | DMT保護基を含まない |
BHQ-2 dTリンカーアミダイト | DMT保護基を含む |
BHQ-3 DMT アミダイト | DMTを保護基含む |
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DABCYL アミダイト
DABCYLはクエンチング範囲400 ~ 525 nmのクエンチャーです。
DMT保護基を含むDABCYLアミダイトは、DABCYLのオリゴヌクレオチド内部への取り込みも可能です。
製品名 | 説明 |
DABCYLアミダイト (T リンカーアーム) | DMT保護基を含み、オリゴヌクレオチド内部への取り込みが可能です。 |
DABCYLアミダイト (N-DABCYL-6-アミノヘキシル アミダイト) | 5’末端にDabcyl標識を含む2重ラベルプローブやMolecular Beaconの合成に用いることができます。 |
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CAL Fluor / Quasar アミダイト
LGC Biosearch Technologies社 オリジナルの蛍光色素であるCAL Fluor、Quasar シリーズの色素は、BHQと大変相性がよく、可視光から近赤外の幅広い範囲をカバーします。CAL FluorあるいはQuasarとBHQを組み合わせた二重ラベルプローブは、S/N比が高く、qPCRやエンドポイントPCRに最適です。TET、JOE、VIC、HEX、TAMRA、Texas Red
®、CY
™などの既存色素を用いたTaqMan
®アッセイプローブに対する、非常に優れた代替選択肢となります。
LGC Biosearch Technologies社の蛍光標識アミダイトは、オリゴヌクレオチド5'末端の蛍光標識に用いることができます。5‘ヌクレアーゼ・アッセイで使用する蛍光プローブ、Molecular Beacons、他の検出アッセイで使用する蛍光プローブの5'末端標識に用いることができます。
DMT保護基を含むものは、オリゴヌクレオチド5'末端または内部の標識が可能です。リアルタイムPCRの二重ラベルプローブを含む、様々な用途のヌクレオチド合成にご使用いただけます。
製品名 | 説明 |
CAL Fluor Gold 540 ホスホラミダイト | TETの代替として使用可能な蛍光色素。BHQ-1でクエンチングされます。DMT 保護基を含まないため、オリゴヌクレオチド5’末端への付加のみ可能です。 |
CAL Fluor Orange 560 C6 dTアミダイト | VIC、HEX、JOEの代替として使用可能な蛍光色素。BHQ-1でクエンチングされます。DMT 保護基を含まないため、オリゴヌクレオチド5’末端への付加のみ可能です。 |
CAL Fluor Red 590 アミダイト | TAMRAの代替として使用可能な蛍光色素。BHQ-2でクエンチングされます。DMT 保護基を含まないため、オリゴヌクレオチド5’末端への付加のみ可能です。 |
CAL Fluor Red 610 アミダイト | Texas Redの代替として使用可能な蛍光色素。BHQ-2でクエンチングされます。DMT 保護基を含まないため、オリゴヌクレオチド5’末端への付加のみ可能です。 |
CAL Fluor Red 610 dT アミダイト | Texas Redの代替として使用可能な蛍光色素。BHQ-2でクエンチングされます。DMT 保護基を含み、オリゴヌクレオチド5’末端または内部への標識が可能です。 |
CAL Fluor Red 635 アミダイト | LC Red 640の代替として使用可能な蛍光色素。BHQ-2でクエンチングされます。DMT 保護基を含まないため、オリゴヌクレオチド5’末端への付加のみ可能です。 |
製品名 | 説明 |
Quasar 570アミダイト | Cy3 の代替として使用可能な蛍光色素。BHQ-2でクエンチングされます。DMT 保護基を含まないため、オリゴヌクレオチド5’末端への付加のみ可能です。 |
Quasar 570 C6 Tアミダイト | Cy3 の代替として使用可能な蛍光色素。BHQ-2でクエンチングされます。DMT 保護基を含み、オリゴヌクレオチド5’末端または内部への標識が可能です。 |
Quasar 670 アミダイト | Cy5の代替として使用可能な蛍光色素。BHQ-2・BHQ-3*でクエンチングされます。DMT 保護基を含まないため、オリゴヌクレオチド5’末端への付加、またはオリゴヌクレオチド内部のフリーのヒドロキシル基への付加が可能です。 *BHQ-2は静的消光、BHQ-3はFRET消光であるため、BHQ-2が推奨されます。 |
Quasar 670 C6 Tアミダイト | Cy5の代替として使用可能な蛍光色素。BHQ-2・BHQ-3*でクエンチングされます。DMT 保護基を含み、オリゴヌクレオチド5’末端または内部への標識が可能です。 *BHQ-2は静的消光、BHQ-3はFRET消光であるため、BHQ-2が推奨されます。 |
Quasar 705 アミダイト | Cy5.5代替として使用可能な蛍光色素。BHQ-2・BHQ-3*でクエンチングされます。DMT 保護基を含まないため、オリゴヌクレオチド5’末端への付加のみ可能です。 *BHQ-2は静的消光、BHQ-3はFRET消光であるため、BHQ-2が推奨されます。 |
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FAM アミダイト
FAM (フルオレセイン) はBHQ-1によりクエンチングされます。
製品名 | 説明 |
5-FAMアミダイト 単一異性体 | 5’ヌクレアーゼ・アッセイに用いる蛍光プローブの合成にご使用いただける5-カルボキシフルオレセイン-アミノヘキシルアミダイト。DMT保護基を含まないため、オリゴヌクレオチド5′末端への付加のみに使用可能です。 |
6-FAMアミダイト 単一異性体 | 5’ヌクレアーゼ・アッセイに用いる蛍光プローブの合成にご使用いただける6-カルボキシフルオレセイン-アミノヘキシルアミダイト。DMT保護基を含まないため、オリゴヌクレオチド5′末端または内部のヒドロキシル基への付加のみに使用可能です。 |
(5・6)-FAMアミダイト 混合異性体 | 5’ヌクレアーゼ・アッセイに用いる蛍光プローブの合成にご使用いただける5 および 6-カルボキシフルオレセイン-アミノヘキシルアミダイト異性体混合物。DMT保護基を含まないため、オリゴヌクレオチド5′末端への付加のみに使用可能です。 |
フルオレセイン T アミダイト | 5‘ヌクレアーゼアッセイ、Molecular Beacons、その他の検出アッセイで使用される蛍光プローブの5′末端または内部の標識にご使用いただけます。 |
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TAMRA アミダイト
製品名 | 説明 |
(5・6)-TAMRAアミダイト 混合異性体 | オリゴヌクレオチドの標識・蛍光プローブの合成にご使用いただけるTAMRAアミダイト (N-TAMRA-ピペリジニル)、5、6-カルボキシ。DMT保護基を含まないため、オリゴヌクレオチド5′末端または内部のヒドロキシル基への付加のみに使用可能です。 |
5-TAMRAアミダイト 単一異性体 | オリゴヌクレオチドの標識・蛍光プローブの合成にご使用いただけるTAMRAアミダイト。6-カルボキシ異性体のみ含みます。DMT保護基を含まないため、オリゴヌクレオチド5′末端への付加のみに使用可能です。 |
5’ TAMRA C12アミダイト (5-異性体) | オリゴヌクレオチドの標識・蛍光プローブの合成にご使用いただけるTAMRA C12アミダイト。5-カルボキシ異性体のみ含みます。DMT保護基を含まないため、オリゴヌクレオチド5′末端への付加のみに使用可能です。 |
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TET / HEX アミダイト
製品名 | 説明 |
TET アミダイト 単一異性体 (N-TET-6-アミノヘキサノール) | 5’ヌクレアーゼ・アッセイで使用される蛍光プローブの5’末端の標識に用いることができるTETアミダイト。BHQ-1でクエンチングされます。 |
HEXアミダイト 単一異性体 (N-HEX-6‐アミノヘキサノール) | 5’ヌクレアーゼ・アッセイで使用される蛍光プローブの5’末端の標識に用いることができるHEXアミダイト 。BHQ-1でクエンチングされます。 |
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アミノ修飾アミダイト
製品名 | 説明 |
アミノ修飾 TEG mdCアミダイト (5’-DMT-mdC (TEG-アミノ-TFA)) | オリゴヌクレオチド配列の内部または5‘末端にアミノ基を含む官能性を取り込むためにご使用いただけます。アミン基は二重鎖と相互作用しないようにトリエチレングリコール結合を介して修飾シチジン残基に結合しています。一級アミンのトリフルオロアセチル(トリフルオロ酢酸)保護基は、濃縮アンモニアでの標準的な脱保護によって外れます。 |
5’ アミノ修飾 C12 (MMT-12-アミノドデシル アミダイト) | オリゴヌクレオチドにアミノ基の官能性を追加するためにご使用いただけます。MMT基は精製方法により残る場合と取り除かれる場合があります。 |
5’MMT-アミノC6 修飾子 (MMT-6-アミノヘキシル アミダイト) | オリゴヌクレオチドにアミノ基の官能性を追加するために使用されます。最良の結果のためには、アンモニア脱保護の間、MMT基をオリゴヌクレオチドに残します。その後のMMT基の開裂は、2.5%トリフルオロ酢酸水溶液を用いた液相法か、 カラム・カートリッジ精製によって行います。 |
5’TFA-アミノ C6 修飾子 (TFA-6-アミノヘキシル アミダイト) | トリフルオロ酢酸-アミノヘキシルは、オリゴヌクレオチドの5’末端に機能的アミン基を生成します。不安定なトリフルオロ酢酸保護基は、標準的なアンモニア脱保護と開裂条件を用いる溶液で開裂されます。 |
アミノ修飾 C6 Tアミダイト (5’-DMT-T(アクリルアミド-C6-NH-TFA)) | オリゴヌクレオチド配列の内部または5‘末端にアミノ基を含む官能性を取り込むためにご使用いただけます。アミノ修飾はチミジン残基をベースにしたものであり、ヌクレオチドに取り込まれると、通常の融解温度のような標準的なハイブリダイゼーション特性を持つことができます。アミン基は二重鎖と相互作用しないよう、10個の原子リンカーを介して結合しています。 |
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リン酸化アミダイト
製品名 | 説明 |
5’リン酸化アミダイトII | 合成ヌクレオチド5′末端のリン酸化にご使用いただけます。 アミダイトの結合効率を決定するためにDMT基を取り除くことも、逆位相カートリッジ精製を行えるようにDMT基を残すこともできます。 結合効率を決定する場合は、DMT基を合成器で取り除きます。5'リン酸を得るためには、水酸化アンモニウム脱保護と開裂の間に側鎖を除去します。DMT-ON精製のためには、DMT基を水溶性の酸(3%トリフルオロ酢酸)で取り除き、側鎖は水酸化アンモニウム処理後に除去します。 |
5’ リン酸塩アミダイト (O-DMT-2、2’-スルホニルジエタノール) | オリゴヌクレオチド5’末端のリン酸化のために最も一般的に使用されているアミダイトです。DMT基は、標準的な水酸化アンモニウム脱保護と開裂の間のDMTとスルホニル・エチル基の脱離反応により取り除かれ、DMT-ON精製のために残すことができません。除去された DMT保護基の定量により、リン酸化効率が得られます。 |
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チオール修飾アミダイト
製品名 | 説明 |
5’チオ C6 修飾子 (トリチル-6-チオヘキシル アミダイト) | オリゴヌクレオチドの5‘末端をチオール基で官能化するためにご使用いただけます。チオール官能基化により、蛍光色素、マレイミド化合物、S‐S結合を介したタンパク質の結合が可能になります。親油性トリチル基は、RP精製のためのハンドルとして用られますが、標準的な酸性非ブロック化法を用いて除去することはできません。 |
5’チオール修飾C6 SSアミダイト (DMT-7、8-ジチアテトラデカン-1、14-ジオール) | オリゴヌクレオチドの5‘末端をチオール基で官能化するためにご使用いただけます。 チオール修飾は、診断用プローブの製造において重要です。チオール官能基化により、蛍光色素、マレイミド化合物、S‐S結合を介したタンパク質の結合が可能になります。DMT基はRP精製のためのハンドルとして用いられ、後に100mM DTTで除去できます。 |
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ビオチン修飾アミダイト
製品名 | 説明 |
5’ビオチン アミダイト (N-DMT-ビオチニル-2-アミノエトキシエタノール) | 合成オリゴヌクレオチドプローブの5’ ビオチン標識にご使用いただけます。ビオチン標識は、酵素ラベル付きアビジンまたはストレプトアビジン結合体により検出可能です。RPカートリッジ精製で残る可能性のあるDMT基を含みます。 |
ビオチン C6 T アミダイト | オリゴヌクレオチドの内部または5’末端にビオチン官能性を取り込ませるためにご使用いただけます。このビオチン・アミダイトはチミジン残基をベースにしており、ヌクレオチドに取り込まれると、通常の融解温度のような標準的なハイブリダイゼーション特性を持つことができます。 |
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スペーサー修飾アミダイト
製品名 | 説明 |
C6スペーサー・アミダイト (DMT-1、6-ヘキサンジオール) | オリゴヌクレオチドへの6個の炭素スペーサーアームの取り込みにご使用いただけます。より長いスペーサーアーム作製のために順次付加させることも可能です。脂肪族のリンカーを含んでいます。 |
スペーサー9アミダイト (DMT-Tri(エチレングリコール)) | オリゴヌクレオチドへのスペーサーアームの取り込みにご使用いただけます。より長いスペーサーアーム作製のために順次付加させることも可能です。 トリエチレングリコールをベースとしたリンカーを含んでいます。 |
スペーサー18アミダイト (DMT-Hexa(エチレングリコール)) | オリゴヌクレオチドへのスペーサーアームの取り込みにご使用いただけます。より長いスペーサーアーム作製のために順次付加させることも可能です。 ヘキサエチレングリコールをベースとしたリンカーを含みます。 |
C3 スペーサーアミダイト (DMT-1、3-プロパンジオール) | オリゴヌクレオチドへの3個の炭素スペーサーアームの取り込みにご使用いただけます。より長いスペーサーアーム作製のために順次付加させることも可能です。脂肪族のリンカーを含んでいます。 |
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デオキシイノシン / デオキシウリジン / ニトロインドールアミダイト
製品名 | 説明 |
5’-DMT-dI アミダイト (5’-DMT-デオキシイノシン) | イノシンはユニバーサルな塩基として用いられており、合成オリゴヌクレオチドのあらゆる位置に取り込ませることが可能です。 |
5’-DMT-dU アミダイト (5’-DMT-デオキシウリジン) | オリゴヌクレオチドの内部または5’末端へのデオキシウリジン取り込みにご使用いただけます。 |
5-ニトロインドール・アミダイト | 5-ニトロインドールは、5-ニトロインドール、4-ニトロインドール、6-ニトロインドール、3-ニトロインドールのシリーズの中で、最少の不安定性を持つ最も効果的なユニバーサル塩基であることが明らかになっています。ユニバーサル塩基は、配列決定、PCRプライマー、プローブ設計等、数多くのアプリケーションを提供します。 |
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