Product

細胞外フラックスアナライザー XFp

複合領域・汎用心血管領域神経科学領域腫瘍・がん研究

細胞外フラックスアナライザー XFp

生細胞を用いた機能的代謝計測のゴールドスタンダード:
Seahorse XF 技術をより身近に。

細胞外フラックスアナライザーXFp は、Agilent Technologies(旧Seahorse Bioscience)社が開発する世界最先端の細胞代謝測定機器の最新モデルです。従来モデルと比較し、コンパクトな設計で、個々の研究室の設置に最適です。細胞の主要なエネルギー代謝経路を非侵襲的に高感度測定する機能は、従来通りになります。

ゲノムまたはプロテオミクス・データを検証するための対比較試験や、患者由来および他の希少なサンプルを用いた代謝機能・表現型の評価に最適です。また、初代細胞・接着細胞・浮遊細胞を含む様々な細胞種を利用して計測を行うことができます。従来モデルよりも僅かなコストで機能的な代謝データを提供することが可能です。

特長

THE POWER OF XF TECHNOLOGY FOR EVERY LAB

  • 自動計測:
    細胞を専用のミニプレート上で培養し、
    本体にセットするだけで、計測は自動的に行われます。
  • 1ウェルにつき最大4 種類の化合物を インジェクション可能:
    センサーカートリッジには、化合物等を充填できるインジェクションポートが装備されています。
    設定したプロトコルに従い、1ウェルにつき最大4 種類の化合物をインジェクション可能です。
  • コンパクトでユーザーフレンドリーなベンチトップ設計
  • 合理化されたワークフローにより、迅速なアッセイを支援
  • ラベルフリー・無侵襲計測:
    放射性同位体を使用せず、細胞を傷つけることなく生きた状態で計測するため、計測後の細胞を他の実験にも使用可能です。
  • 装置内部を37℃にインキュベーション可能:
    細胞の生理機能を維持するため、温度調節システムが装置の内部環境を37℃に維持します。

PAIRWISE COMPARISONS —対比較
PHENOTYPING —表現型のタイピング
PATIENT-DERIVED SAMPLES —患者由来サンプル
THE POWER OF XF TECHNOLOGY FOR EVERY LAB

THE POWER OF XF TECHNOLOGY FOR EVERY LAB

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3種類の標準的な XF アッセイ

細胞の2 つのエネルギー代謝: ミトコンドリア呼吸≒ 酸素消費速度(OCR)
解糖系≒ 細胞外酸性化速度(ECAR) を同時に計測。

XF解糖ストレス試験(解糖)
XF解糖ストレス試験(解糖)
XFミトストレス試験(ミトコンドリア呼吸)XFミトストレス試験(ミトコンドリア呼吸)
XF解糖ストレス試験プロファイルは、解糖能の主要な3つの指標:グルコース代謝・解糖能・解糖予備能を示します。 XF ミトストレス試験プロファイルは、ミトコンドリア機能の主要な指標:基礎呼吸・ATP産生・プロトンリーク・最大呼吸・予備呼吸能を示します。
XFフェノグラム(代謝スイッチング)
XFフェノグラム(代謝スイッチング)

XFフェノグラムは、2つの条件下での、細胞代謝の状態を相対的に描写 します。代謝スイッチングの例には、ワールブルク効果・クラブツリー効果・パスツール効果を含みます。例えばOCR・ECAR の計測時、細胞の好気呼吸が亢進した場合、エネルギー代謝プロファイルはベースラインより左上の領域に、解糖が亢進した場合はベースラインより右下の領域にプロファイルされます。


主要なエネルギー代謝経路 【解糖・ミトコンドリアによる好気呼吸】
解糖
細胞内に取り込まれたグルコースを細胞質でピルビン酸に分解する過程でATPを産生し、嫌気的な条件下では細胞外に乳酸を排出する経路です。この経路では、細胞外に排出される乳酸に由来する水素イオンによって、細胞外のpHが酸性に傾きます。
ミトコンドリア呼吸
TCA サイクルで得られたNADH2+ 等の電子を、ミトコンドリア内膜上の酵素間で伝達し、ATPを大量に産生します。この過程で酸素が消費されます。

細胞の酸素消費を酸素消費速度[ OCR : Oxygen Consumption Rate(pmol/min)]、細胞外に排出される水素イオン濃度の変化を細胞外酸性化速度[ ECAR:Extracellular Acidification Rate(mpH/min ) ]として、フォトルミネッセンス法により検出、指標とすることにより、細胞レベルのエネルギー代謝状態を評価します。

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製品原理

革新的で信頼性の高い Seahorse XF 技術:
半閉鎖的微小環境により実現される高い感度・精度


特許取得済の独自技術: 半閉鎖的微小環境
ミトコンドリア呼吸と解糖の活性評価は、「半閉鎖的微小環境」と、「蛍光センサー(O2 とpH センサー) のクエンチング現象」を利用して行われます。


「半閉鎖的微小環境」
微小環境は、右図のような専用のプレートと専用のカートリッジにより、形成されます。この空間の容量は2uL と非常に小さく、解析培地中の細胞によるわずかな酸素消費、酸性化(pH 変化)を捉える重要な技術です。Agilent Technologies(旧Seahorse Bioscience)社はこの技術に特許を取得しています。

「蛍光センサーのクエンチング現象」
O2 とpH を測定するための蛍光センサーが、専用のカートリッジの先端に固定されています。計測時には、右図のようにカートリッジは降下し、解析培地に浸漬します。蛍光強度の測定より、解析培地中の酸素濃度(O2)、酸性化(pH)を算出します。
O2 センサー: 励起: 532nm、検出: 650nm
pH センサー: 励起: 470nm、検出: 530nm
化合物のインジェクションが可能
センサーカートリッジに組み込まれた専用のポートより、最大4 種類までの化合物を、順にそれぞれのウェル内にインジェクションすることができます。

それぞれの化合物に対するサンプルの用量-反応や、作動薬や拮抗薬の反応、代謝経路の変動解析を可能にします。各インジェクションポートの容量は、25µLです。

インジェクションポート

設定したプロトコルに従い、各インジェクションポートにセットした化合物が空気圧によりウェルにインジェクションされ、センサーカートリッジが上下することで、化合物が攪拌されます。
ミニプレートのウェル割当て

XFp 用ミニプレートのウェル割当て
対比較試験例:コントロール v.s. 患者モデル
野生型 v.s. ノックアウト、健常 v.s. 疾患
薬剤処理 v.s. 無し

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アプリケーション

※グラフをクリックすると拡大画像をご覧いただけます。

初代免疫細胞における代謝再プログラミングの解析
免疫細胞は異種抗原に応答し、代謝を増加させます。左図は、強いエネルギー応答に応じたマクロファージのグルコース要求性を示した事例です。マウスの骨髄由来マクロファージは、オーバーナイトのLPS刺激により活性化され、解糖機能を亢進します。XFpを用いた解糖ストレス試験は、休止期の細胞と比較し、この細胞で解糖能と予備解糖能の増加を明らかにしました。

・解糖速度: LPSによる活性化 > コントロール
・解糖能: LPSによる活性化 > コントロール
・解糖予備能: LPSによる活性化 = コントロール
疾患関連遺伝子の代謝表現型における評価
酸化的リン酸化(OXPHOS)はミトコンドリア電子伝達系を含むプロセスで、ピルビン酸などの基質を利用します。
左図は、XFpを用いて行ったC2C12由来筋管細胞のミトストレス試験の事例です。UK5099*はControlと比較し、OXPHOSは維持されていますが、MPC-1の阻害により、予備呼吸能の抑制が観察されました。UK5099による90分間の前処理は、MPC-1の機能不全の影響を模倣しました。

・基礎呼吸 : UK5099 = コントロール
・最大呼吸 : UK5099 < コントロール
・予備呼吸能 : UK5099 < コントロール
・プロトンリーク : UK5099 = コントロール

*UK5099: MPC-1阻害剤、MPC:ミトコンドリアピルビン酸キャリア
1回の対比較アッセイによる
代謝スイッチングの同定
細胞は、細胞のシグナル経路の誘導により、酸化的リン酸化 (OXPHOS)から解糖へと、エネルギー産生のモードをシフトします。HIF-1α経路の塩化コバルト(CoCl2) による活性化は、ヒト卵巣 がん細胞(SKOV-3)で観察されるような代謝スイッチを誘導します。このフェノグラムに描写されている対比較試験は、ワールブルグ効果を示しています。処理された細胞は、コントロールと比較して、酸素の存在下においてもOXPHOS が減少し、解糖の増加が観察されます。

・基礎呼吸 (OCRにより計測) : CoCl2 < コントロール
・解糖 (ECARにより計測) : CoCl2 > コントロール
・コントロールの表現型 : Aerobic
・CoCl2処置の表現型 : Glycolytic
・代謝スイッチ : ワールブルク効果

研究領域別アプリケーション特集カタログ


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ソフトウェア

XFp は直感的な操作が可能です。本体フロント部に設置された大きなタッチスクリーンにより、
簡便にアッセイを進めることができます。
※画像をクリックして拡大画像をご覧いただけます。
Wave Desktop ソフトウェア画面

Wave Desktop ソフトウェアの利用が可能

XFe モデルのWave ソフトウェアと互換性があります。Wave ソフトウェアを利用することで、より詳細な解析を行うことができ、解析結果のレポートをWord やPDF 形式で出力可能です。

デスクトップPCまたはノートPCにインストールすることができます。
・利用可能なOS:
   Windows 7 / 8.1 / 10
   Mac OS w Parallels 12 + Win 7 / 10
・利用可能なExcel バージョン:
   Windows: Excel 2010 / 2013 / 2016
   Mac OS + Parallels: Excel 2011 / 2016
Wave Desktop 画面

XF STRESS TEST REPORT GENERATORS
ミトストレス試験や解糖ストレス試験のレポートを作成するExcel マクロツールです。ストレス試験の折れ線グラフデータ から、各指標(予備呼吸能、予備解糖能など)を計算し、棒グラフデータを自動作成します。
XF STRESS TEST REPORT GENERATORS 画面 XF STRESS TEST REPORT GENERATORS 画面

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キット・消耗品

 FluxPak アッセイパック
アッセイ12回分のキットです。 アッセイキット・ミニプレートは、3連×4セット/箱が各1と、キャリブレーション溶液(100mL入)がセットになっています。

ご注文型式:103022-100
FluxPak-XFp用(アッセイx12回分)
XFp付属品写真
  FluxPak
キャリブレーション溶液
SDS (AgilentTechnologiesサイトへのリンク[別画面])
 各種評価キット
ミトストレスキット・解糖ストレスキット・Glycolytic Rateキット・Phenotypeキット・Mito Fuel Flexキットの
5種類が用意されています。

1キットあたりアッセイ6回分(ミトストレスキット・解糖ストレスキット・Glycolytic Rateキット・Mito Fuel Flexキット)または、アッセイ12回分(Phenotypeキット)に必要な量が含まれます。

XFp用ミトストレスキット (アッセイx6回分)   簡易パンフレット
細胞外フラックスアナライザーXFpを用いたミトコンドリア機能の評価を容易に行うことのできる試薬キットです。(ご注文型式:103010-100)

詳細はこちらのページをご覧ください

  型式:103010-100 SDS (AgilentTechnologiesサイトへのリンク[別画面])



XFp用解糖ストレスキット (アッセイx6回分)   簡易パンフレット
細胞外フラックスアナライザーXFpを用いた解糖能の評価を容易に行うことのできる試薬キットです。(ご注文型式:103017-100)

詳細はこちらのページをご覧ください

  型式:103017-100 SDS (AgilentTechnologiesサイトへのリンク[別画面])



XFp用Glycolytic Rate キット (アッセイx6回分)   簡易パンフレット

細胞外フラックスアナライザーXFpを用いた正確な解糖速度計測を容易に行うことのできる試薬キットです。(ご注文型式:103346-100)

詳細はこちらのページをご覧ください

AACR2017での発表ポスター

  型式:103346-100 SDS (AgilentTechnologiesサイトへのリンク[別画面])



XFp用Phenotypeキット (アッセイx12回分)   簡易パンフレット
細胞外フラックスアナライザーXFpを用い、細胞のエネルギー代謝表現型を容易に決定することができる試薬キットです。(ご注文型式:103275-100)

詳細はこちらのページをご覧ください

  型式:103275-100 SDS (AgilentTechnologiesサイトへのリンク[別画面])




XFp用Mito Fuel Flexキット (アッセイx6回分)   簡易パンフレット
主要な呼吸基質である、グルコース、脂肪酸、グルタミンの、各々の利用率を解析することができる試薬キットです。(ご注文型式:103270-100)

詳細はこちらのページをご覧ください

  型式:103270-100 SDS (AgilentTechnologiesサイトへのリンク[別画面])

 XFp用ミニプレート
素材:ポリスチレン (Tissue-culture treated) 3連×4セット/箱。

ご注文型式:103025-100
XFp用ミニプレート (入数12/箱)
 XFp用CarrierTray
素材:ポリスチレン
XFpセンサーカートリッジ2個、ミニプレート3個を保持可能。

移動・保存用、遠心分離機用にご利用頂けます。 底面の寸法・ウェル位置は、 ANSI/SLAS マイクロプレート標準に準拠しています。

ご注文型式:103057-100
XFp用CarrierTray(4個入)


 XF用DMEM基礎培地 (PhenolRed含、100mLx1本)
保存方法 : 4℃冷蔵保存
使用期限 : 製造より18ヵ月間
 DataSheet

ご注文型式:103193-100
XF用DMEM基礎培地 (PhenolRed含、100mLx1本)
  型式:103193-100 SDS (AgilentTechnologiesサイトへのリンク[別画面])
 キャリブレーション溶液 (100mLx1本)
保存方法 : 常温保存
使用期限 : 製造より1年間

ご注文型式:103059-000
キャリブレーション溶液 (100mLx1本)
  型式:103059-000 SDS (AgilentTechnologiesサイトへのリンク[別画面])

 XF用DMEM基礎培地 (PhenolRed無し、500mLx1本)

XF Glycolytic Rate キットを用いた計測を行う際に使用する培地です。
保存方法:4℃冷蔵保存
使用期限:製造より18ヵ月間

ご注文型式:103335-100
XF用DMEM基礎培地 (PhenolRed無し、500mLx1本)
  型式:103335-100 SDS (AgilentTechnologiesサイトへのリンク[別画面])

 XF用RPMI培地 (PhenolRed無し、500mLx1本)

XF Glycolytic Rate キットを用いた計測を行う際に使用するRPMI培地です。
保存方法:4℃冷蔵保存
使用期限:製造より18ヵ月間

ご注文型式:103336-100
XF用RPMI培地 (PhenolRed無し、500mLx1本)
  型式:103336-100 SDS (AgilentTechnologiesサイトへのリンク[別画面])
 XF 1M HEPESバッファー (30mLx1本)

XF Glycolytic Rate キットを用いた計測を行う際に使用する
HEPESバッファーです。
保存方法:4℃冷蔵保存

ご注文型式:103337-100
XF 1M HEPESバッファー (30mL x 1本)
  型式:103337-100 SDS (AgilentTechnologiesサイトへのリンク[別画面])

※各製品の詳細は別途お問い合わせください。
※培地のご選択の際には、XF 培地・バッファー選択ガイドも合わせてご参照ください。

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仕様

細胞外フラックスアナライザーXFp 本体仕様
ご注文型式 XFp
装置寸法 (W)30.3×(D)56.8×(H)43.0 (cm)
重量 14.7 (kg)
電源要件 100-120/200-240VAC, 6A/3A, 60/50Hz
同時計測項目 OCR:酸素消費速度・ECAR:細胞外酸性化速度
アッセイ・フォーマット 専用ミニプレート中の生細胞
アッセイ・サンプル数 6ウェル
インジェクションポート 1ウェルあたり4個(各25µL)
アッセイ・実行容量 150-275µL/ウェル
必要サンプル数 10K-500K 細胞/ウェル
専用ミニプレート素材 組織培養処理済ポリスチレン
装置コントローラー 一体型タッチスクリーン・インターフェース、
USB/イーサネットポート
温度制御範囲 16~40℃ (XFp 1.1)
OS・制御ソフトウェア
OS:Win7 Embedded
制御ソフトウェア:XFp 1.1

本体付属品:
・XFp本体
・FluxPak-XFp用x 1セット
・XFp用Phenotypeキット
※XF用DMEM基礎培地は付属しません。


※外観及び規格は予告なく変更することがございますので予めご了承ください。
※本ページに記載の製品は、すべて研究・実験用です。
   人・動物の診断あるいは治療等の臨床用途に使用することはできません。

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Agilent Technologies(旧Seahorse Bioscience)社 eSeminarのご案内

細胞外フラックスアナライザーXFシリーズを用いた最新の知見・事例が発表される、Web上でのセミナー:Webinar(ウェビナー)をオンデマンド視聴いただけます。

下記、Agilent Technologies(旧Seahorse Bioscience)社Webサイトにアクセスし、Product Lineボタンをクリック、Cell Analysis (Seahorse)を選択いただくと、 XF関連のWebinar一覧が表示されます。
希望のWebinar詳細を表示し、View On-Demand Webinarをクリック、ご連絡先等を入力頂くと、視聴することができます。是非ご利用下さい。

http://www.agilent.com/en-us/training-events/eseminars

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この製品のメーカー

  • Agilent Technologies (Seahorse Bioscience)

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